
私たちは周りと比べたり、過去の失敗がトラウマとなったりして、自分を愛せないことがあります。
ですが、幸せな人生を送るには、自分を愛してあげることが大切です。
自分を愛することは、幸せな人生を送るうえで不可欠なことです。
自分への愛情が足りないと、ネガティブな感情や出来事に飲み込まれてしまいます。
「どうすれば自分を愛せるのか分からない」というときに意識したい、自分を愛する方法を紹介します。
- 自分を愛せるようになると、人を愛せるようになる
- 自分を愛するとは?
- 自分を愛することのできる人に見られる行動パターン
- 自分を愛すると、どう変わる?
- 自己愛をどう育てるか
- 自分をよく知る
- 自分の欠点とうまく付き合う
- 自分を愛する方法3: 自分の好きなところを伸ばす
- 自然と触れ合う
- 自分を大切にする
- 自分を褒める
- 嫌な人や環境から離れる
- 素直な気持ちに従う
- 素敵な家で過ごす
- 「愛すること」の本質を理解する
- セルフケアを実践
- 優しい言葉をかける
- 自己愛のアファメーション
- 日記をつける
- 自分の無限の可能性を無条件に信頼する
- 条件付きで評価せず、どんな自分にもOKする
- 体を大切にすること
- 褒め言葉を素直に受け取る
- 自分の価値を認めることができる
- 必要ないものを処分する
- カウンセリングを受ける
- 自分らしさについての強い感覚を持つ
- 自信を持つ
- 人に優しくする
- 美容や健康に力を入れる
- ポジティブ思考
- ストレスフリー
- 自分の身体を触れる
- マインドフルネス
- ネガティブな考えに疑問を持つ
- 境界線を引く
- 理想の自分を目指して努力する
- 好きなことをする
- 自分のことを、自分の親友や恋人のように大切に扱う
- 自分を大切にしたくなる名言
- 自分を愛することができるおすすめの本7つ
- 最後に
自分を愛せるようになると、人を愛せるようになる

基本、人は、自分にできることしか人にしてあげられません。自分を大切にできない人は、人を大切にできないし、自分を愛せない人が、人のことを愛するのは難しいです。なぜなら、「大切にする方法、愛し方を知らない」からです。
現代の恋愛において、“本当の愛”を与え合うカップルよりも、自己愛を投げ合い、愛を奪い合っているカップルが多いのは、それだけまだ「自分のことを愛すること」すら、できていない人が多いからだと言えます。
自分に対しても“条件付きの愛情”しか与えられない人は、パートナーに対しても、“偽りの愛”ばかり投げかけてしまうもの。だから、相手に“自分にとって都合の悪いところ”があると、すぐに愛情が冷めてしまうところがあるのです。
だから、幸せな恋愛、結婚、子育てをするためにも、まずは「自分を愛せる人になる」ことは、重要なことです。
それに、人に愛を与えられる人ほど、相手からも愛されるもの。だから、愛せる人になることで、幸せになりやすくなるのです。
自分を本当の意味で愛せるようになって、人に対しても“本当の愛”を注げられるようになって、幸せな関係を築きたいものですね。
幸せな人は自分を大事にして自分で自分を労わることができます。
自分がご機嫌だと周りにもその延長でやさしくできます。
自分が満たされていないで周りのお世話をしようとすることを自己犠牲と言います。
これは長続きしません。自分の人生のゴールを見つけ、そこを目指していくことが大切です。
自分を愛することが大切だとはわかっていても、自分に自信を持てずに、結局、自己否定のループにはまってしまう… という経験はありませんか?
自分を愛するには、どうすればいいのかわからないこともあるでしょう。
そもそも、自分を愛するとはどういうことなのでしょうか? 「自分を愛する」の意味をきちんと理解しておくと、自分を愛するためのヒントが見えてくるかもしれません。
自分を愛するとは?

自分を愛することは、自分自身とその能力に対する信頼や自信、誇りを持ち、ありのままの自分を大切にすることです。
また、自分を愛することは、他者との関係性や社会貢献にもつながります。
自分を愛するとは、次のようなことを意味します。
・自分の心をなかったことにしない
・苦手なことを克服してきた経験を振り返り、認められたとき満たされた感覚を得る
・人生の良い時を楽しみ、悪い時に対処する自分の能力を信じる
・すべての感情をありのままに感じ、否定しない
自分を愛するとは、自分の良いところも悪いところも全て受け入れることです。
自分を愛すると、自分らしい人生を送れたり、心に余裕が生まれたりします。
自己愛を実践するということは、境界線を引き、自分の感覚や感情を意識し、自分の人生から有害な人を追い出すことです。
あなたには人生を常に共に過ごしている人が1人だけいますーあなた自身です。
自分自身との愛ある関係を育てるには時間もかかりますし、そのプロセスは複雑ですが、さらなる幸せと自由の余地も生みます。
自分を愛するとは、自分の好きなところも嫌なところも受け入れてあげること。適切な自尊心を持っている状態といえるので、自分の能力や可能性を信じることができます。
一方で自分を愛せていないと、自分の嫌なところや欠点にばかり目を向けて、自分を否定してしまいがちになります。
逆に目を背けて見ないようにしていることもあるでしょう。
常に満たされていない状態で、「誰かに認めてもらいたい」「愛されたい」と他人に依存してしまうケースもあります。
「【自分を愛する】ということは、あなたが愛する人にしてあげていることを、自分自身にもしてあげられること。
例えば、健康を気遣い、幸せかどうか、辛いことがないか、孤独になってないか、笑顔でいるかを気にかけ、必要に応じてケアをします。
感情的になっていても責めたりダメ出ししないで『大変だったね』と労います。
このようなことを、自分にもしてあげられていれば、【自分を愛せている】ということになります。
「(自己愛は)あなたが人生の良い時を楽しみ、人生の悪い時に対処する自分の能力を信じる助けになるでしょう」とUrban Balanceの臨床心理学者エイミー・ダラマス(Aimee Daramus)氏は言います。
自分ではダメだといった考えや自分のニーズを優先させることへの罪悪感から、自己愛を得るのは簡単ではないかもしれません。
「人が自分の内面的なニーズを他のことより優先し始めると、自己愛に固有の”物の見方の変化”があるのです」とニューヨークにあるレノックス・ヒル病院の臨床心理学者サブリナ・ロマノフ(Sabrina Romanoff)氏は言います。
自分を甘やかすとの違い
自己の甘えと区別する為にも、利己的になることへの線引きは必要です。
自己愛は満ち足りている状態を示していますが、他人をないがしろにするわけではありません。
当記事では、自分を愛する方法を具体的に解説します。
また、自分を愛すると変化すること、自分を大切にしたくなる英語の名言なども紹介します。
まずはご自分がどの程度、自己愛があるか確認してみましょう。
自分を愛することのできる人に見られる行動パターン

好きなことができている
自分を愛し、好きなことをしているということは、自分の能力や感情を大切にし、心地良い環境で生きていることを意味します。
自分を愛するとは、自分自身と能力を信頼し、自信や誇りを持つことです。
また、自分の素直な気持ちを大切にして、無意味な我慢をせず、好きな環境を選ぶことも含まれます。
好きなことをすると、幸せや喜びを感じ、心が満たされていきます。
好きなことをする時間をつくることで、自分を大切にすることにつながります。
自己肯定感がある
自分を愛する気持ち、またはありのままの自分を肯定する気持ちのことを「自己肯定感」といいます。自尊感情とも呼ばれます。
自分自身を尊敬するために必要な要素として、次の3つの感覚があります。
- 「私は良い人間・有能な人間だ」と思えることで得られる「自己肯定感」
- 「私は他人から高く評価されている」と思えることで得られる「自己有用感」
- 「私にはどんなときも常に存在価値がある」と思えることで得られる「自己尊重感」
これら3つが揃った時に、自尊感情が高まります。
逆に、この3つのうちのどれか、もしくは、すべての感覚が得られていないと、自尊感情が低くなります。
自尊感情が高い人は、自分自身や周囲に対して寛容で、不平不満を持つことが少なく、他人の言葉を素直に受け止める余裕があります。
自分に問題があれば謙虚に修正しますし、自分以外の問題に対しても冷静さを失わず前向きに対処することができます。
嫌なことがあっても気持ちの切り替えが早くできて、悩みやストレスを長く引きずりません。
何があっても、どんな時も、常にありのままの自分を認め、安定した心を維持しながら堂々とした態度で生きていけるのです。
自分を愛せる人は、こうした自尊感情を持っているので幸福感を抱きやすいといえます。
親に愛されている
自分を愛するためには、親から愛されているという実感が必要です。
親から愛され、大切にされることで、自分自身が愛すべき価値ある人間だと感じ、自分で自分のことが好きになり、自分の人生を大切にすることができます。
笑顔
すごい美人でなくても、いつも笑ってる人は自分を愛せているなと感じます 。
自分を愛せている人は笑顔が素敵です。
自分を愛する笑顔とは、自分の好きなところや嫌なところも受け入れて、自信をもってそのイメージを表現した笑顔です。
自分を愛するとは、適切な自尊心を持って自分の能力や可能性を信じることです。
また、笑うことで幸福感やリラックス感、記憶力向上などの効果が得られます。
前向き
・いつも元気で前向き
・ポジティブで毎日楽しそうに過ごしている人
自分を愛する第一歩は、ありのままの自分を認めることです。
自分の好きなところも悪いところも全部受け入れて、欠点も含めて自分なんだと思っています。
また、完璧を求めすぎず、自分から自分へのプラス評価ができています。
他人に優しい
自分を愛している人は人をむやみやたらに傷つけようとしません。いつでも優しさをキープ できます。
自分を愛している人は、人を愛することができます。そして人に優しくできます。また人を認めることができます。
余裕がある
自分を愛している人は自分にも他人にも余裕があります。
自分の長所短所を受け入れられていて、心が安定しています。
自分より立場の弱いものに優しくできます。心の余裕やおおらかさを持っています。
自分に優しくできる
自分を愛している人は自分を大切にしています。
また自分へのケアが出来ます。
自分のことを卑下せず自信に溢れています。
自信がある
自分を愛している人は自分が好きで自信があります。
自分に自信があり、メークやお洒落を楽しんでいます。
丁寧な暮らしをしていて、そんな自分を誇らしく思えています。
自分に自信があり愛に満ちています。
自分を愛することができる人は、きちんと自分と向き合い、心のケアができている人なのではないでしょうか。
自分のいいところに目を向けられる
自分を愛している人は、ありのままの自分を受け入れ、自分の良いところを認めることができます。
また、理想の自分を目指して努力をします。
自分を持っている
自分を愛するとは、自分自身とその能力を信頼し、自信を持ち、誇りを持つことです。
また、自分の好きなところも嫌なところも受け入れることを指します。
自己成長している
自己愛は自己成長の土台となり、自己実現を追求するための力を与えてくれます。
自分を愛すると、どう変わる?

自分を愛すると、変化が生じてさまざまな良いことが起きることも。ここでは、自分を愛することの効果を紹介します。
自分軸で生きられる
自分に自信が持てていないと、周りの意見を優先したり、自分の価値を他人に委ねてしまいがち。他人に振り回される人生になってしまいます。
自分を愛せていると、周りの目に支配されず、本当に自分がしたいことを選べるようになります。
心が安定する
自分を愛せていない人は、常に他人からの評価や目を気にしてしまい、ビクビクしてしまうことが多いです。
また、自分の能力や可能性を信じられていないため、新しいことに挑戦する時も「どうせ失敗するに違いない」と不安になる傾向に。
自分を愛せるようになると、良い意味で周りの目を気にすることがなくなります。
ドンと構えていられるようにもなり、心が安定していくでしょう。
心に余裕が生まれる

自分にとって大切なことを自覚している為、何かの価値観に縛られる、誰かに合わせすぎるということが無くなります。
自分のペースで物ごとに向き合い、自分の中から答えを出していくことで心に余裕が生まれ、他人の評価や表面的な変化に翻弄されることが少なくなります。
依存する心が無くなる

自分の心に従い行動できます。迷うことがあっても、どんな選択をしたとしても後悔することはありせん。
たくさんの人の温かさや優しさを知っていて、自分にはひとつの居場所しかないという気持ちにはなりません。
周りの人も自然と大切にできる

自分の嫌いな所や弱さを痛感するとき、どんな自分でも傍に寄り添ってくれる存在に支えられていることを実感します。
向き合うことがつらい出来事や、自分や他人を許せないときでも、みんな人生の荒波を乗り越えている仲間だと思えます。
自分を許すことができる

自分を責める必要がないことを実感できます。
風習による考え方や環境によって、自分の資質や価値への認識がゆがんでしまうことがありますが、外的評価によってあなたの存在価値が決まるわけではありません。
自分へ厳しく接することや否定的な自己表現をすることなく、等身大の自分へ正当な評価を自分自身で持つことができます。
自分を愛すると愛される

自分自身の尊さを心底実感すれば、思いやり慈しむことが自然にできます。
聖人のように愛することができなくても、愛を持つ温かさや柔らかさはお互いに惹かれ合います。
愛することも愛されることも様々なかたちに気づくことができます。
自分を愛せていないと、枯渇した愛情を他人からもらうことで補おうとします。
相手に求めるばかりで、依存的な状態になったり、傷つけてしまうこともあるかもしれません。
自分を愛せるようになると、他人からの愛がなくても、自分で自分を満たしてあげることができます。
心に余裕が生まれ、相手に愛を与えることができるようになるでしょう。
自分らしい人生に自信が持てる

これが正解という人生はなく、誰かの許可も承認も必要ありません。
自分に必要なことや、大切なことを選択し続ける。間違えても失敗しても、それも自分らしい人生の一部と思えます。
一度きりの人生、酸いも甘いも満喫できます。
幸せに生きやすくなる

自分を喜ばせ、満たす術を知っています。
落ち込んだ時には自分を励まし、ダメな自分も受け入れ、いつも愛を持って自分に接することができれば、自分を良く知る最強のパートナーを自分の中に持つ様になります。それって最強じゃないですか?
周りの状況や評価、人の意見や様々な対立もうまく受け流し、自分の幸せに沿って大事なことを選択していけます。
自分の好きなところも嫌なところも受け入れて、適切な自尊心を持つことができる

自分を愛する人は自分のことを肯定的に思う気持ちを持っています。自尊心は人間にとって非常に重要な感情であり、健康的な人間関係や幸福感を得るために必要不可欠です。
自尊心は、周囲からの評価や他者と比較して判断するものではなく、自分自身を絶対的な価値のある人間だと肯定する気持ちです。
自分を愛する人は、自分の価値を認め、自分を大切にします。
自分の能力や可能性を信じることができる

自分を愛している人は自分を優先したり、自分で自分をほめてあげたりするのが得意です。
どんな時でも、自分と向き合っており、自分自身の評価を他人にゆだねることはありません。
ですから、自分の能力や可能性を信じることができます。
自分の純粋な願望や価値観に共鳴するような決断ができるようになる

決断できる人は自分のことを信じているため、自信を持って決断することができます。
自分を愛する人は、自分の心の声に従います。また自分の能力や可能性を信じています。
自分の決断が一時、間違った選択肢をした、と感じられたとしても、自分で責任を取るという強い意思すら持っているのです。
関係性を強化し、成長と満足感を互いの目標とするようなパートナーシップを確かなものにすることができる

心理学では『投影の法則』という考え方があります。
これは『人は自分の内面にあるものを外の世界に映し出す』という考え方です。
自分の内面が外の世界に反映されているのだとしたら『世界を作っているのは自分自身』ということです。
『自分を愛する』ことができたなら、それが外側の世界に反映されることになります。
そうすると、『私は人から愛される♡』を実感するような世界に変わるのです。
もちろん、パートナーからの愛情を今よりもっと感じることができるでしょう。
自己成長を望んでいるなら、自分を愛している人は同じ気持ちを持っている人と共に過ごすことを選びます。
結果として、自分を愛している人は、関係性を強化し、成長と満足感を互いの目標とするようなパートナーシップを確かなものにすることができるのです。
自分を愛することで、自分の世界を変えることができるのです。
恋愛依存から脱出することができる

自分を愛せない人は、自分のことを受け止めることができません。だから、人に受け止められることで安心しようとします。
それがエスカレートすると、自分の価値を「相手が自分になにをしてくれるか?」ではかるようになり、だんだん相手に愛を乞うようになってしまうのです。
依存体質の人は、相手の態度で自分の不安を解消しようとばかりしてしまいます。だからこそ、恋人に求めすぎてしまい、相手を消耗させてしまうこともあるのです。
自分を受け止め、愛せている人は、自分を受け止められることばかりを望むよりも、相手を受け止めたいと思えます。
さらに、相手をよく見て、理解し、相手がより輝けるようなサポートをすることもできます。
だからこそ、恋人からも大切にしてもらい、いい恋愛ができるのです。
大切にしてくれる人を選ぶようになる

自分を愛すると、選ぶ相手も変わる!不倫、都合の良い関係、DVの傾向がある恋人…自分を愛せない人は、不毛な恋愛をしがちです。
逆を言えば、自分を愛している人は、そんな恋愛はしません。明らかに自分を大切にしてくれない人とは関わらないようにするからです。
もちろんこういった分かりやすい関係ばかりではなく、普通の恋愛関係でも自分を大切にしない行為をしがちです。
中でも多いのは、「自己犠牲」をしてしまうことです。
自分らしさを押し殺し、相手のために尽くしてしまう人は意外といます。それでは幸せになれないでしょう。
さらに、自分が犠牲になるということは、相手を“加害者”にしてしまう、とも言えます。それが相手の幸せにつながるのでしょうか?正常な神経の持ち主なら、いい気分はしないはずです。
また、自己犠牲の伴った愛情は、相手に見返りを求めます。本当の愛情は無償です。つまり、本当の愛情ではないものを相手に投げかけて、相手を苦しめてしまうこともあるのです。
では、自分を愛している人だったら、どうするのでしょうか?
お互いに居心地のよい関係になるように折り合いをつけます。相手も自分も無理のない環境を作ることを心がけるのです。
それができない相手の場合は、関係を解消することもあります。それがお互いの幸せのために大切なことなのです。
だから、自分を愛せる人は、結果的に「相手も自分も大切にできる人」を選ぶようになります。自分だけではなく、相手もそういう人を選んだ方が幸せになるものなんですよね。
自分の心に素直に行動できるようになる

自分の心の声を聞いていますか?心ではなく、頭で恋愛をしようとしている人は少なくありません。
自分の心は「彼(彼女)のことを好きではない」と言っているのに、相手の社会的地位、収入、世間からの評価など、損得勘定で恋愛をしようとする人もいます。
もちろん「恋愛を自分の地位向上のステップアップに使おう」と割り切っている人であれば、それはそれでアリとも言えます(※「恋愛をしている」とは言えませんが)。
それよりも問題なのは、「自分の心の声が聞けていない人」です。
自分の気持ちが分からず、周りの意見に流され、モヤモヤした気持ちで恋愛を続けている人は多くいます。それによって自分だけではなく、相手にも迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。
結局、「自分がなにを選択すれば、幸せになれるのか?」は自分にしか分かりません。
何かを選択する際に、それに対する責任をとる覚悟があれば、どんな結果であれ、後悔はしません。むしろ自分が選んだ道を進んだことに誇りすら持てます。
「自分の心を聞けてない人は、自分のことを大切にできていない」と言えます。
逆を言えば、自分を愛せている人なら、進んで自分の心ときちんと向き合おうとするものなのです。
自分を愛している人は、忙しくスケジュールを埋めて、自分の気持ちを誤魔化すのではなく、時には一人の時間を持って、自分と対話する努力を惜しみません。
そして、日々の小さなことから大きなことに至るまで、自分の心の声を聴いて素直に行動します。
自分の心が望む決定は、それがどんなに険しい道であっても、乗り越える力があります。なぜなら、それが好きな道だからです。
「好きこそもののじょうずなれ」ということわざの通り、自分が好きなことを選択する方が結果的に物事はうまくいく可能性がずっと高くなります。
自分を愛する人が自分の心の声に従って素直に生きる方が幸せと成功を手に入れやすいといえます。
自己愛を育てるには時間、忍耐、訓練が必要かもしれませんが、誰にでもその価値はありますし、誰にでも手が届くものです。
次に自己愛を実践する方法と知っておくべきことを紹介します。
自己愛をどう育てるか

では、具体的にどうやって自分を愛するのでしょうか? 自分を愛するために試したい方法をいくつかご紹介します。
自己愛を育てる方法はたくさんあり、どれが一番良いかは人によって異なります。
朝5時の起床、マインドフルネス、日記で自己愛を感じられる人もいますが、それはダンスやランニングだったり、ライフコーチやセラピストと話しをすることで得られる場合もあります。
自己愛や自分に合った方法を見つけるには、継続がカギとなります
以下に具体的な自己愛を育む方法をご紹介します。
自分をよく知る

自分を愛するためにも、まずは「自分をよく知ること」は重要です。人は意外と「もう充分、知っているから!」と分かった気になってしまっているもの。でも、理解していない部分が多々あるものなんですよね。
それで、自分の性格や気持ちを無視した行動をしてしまい、苦しんでいる人は少なくありません。
日々、忙しく過ごしていると、自分の心と対話をしたり、自己を振り返ったりすることは少ないもの。だから、改めて「自分を知る機会」を持つことが大切なのです。
「自分を知る方法」は色々あるのですが、まずは、「自分はどんな人間なのか。そんな自分をどう思っているのか」を改めて見つめてみてはいかがでしょうか?
紙を2つに折って、右側に「自分の好きなところ」、左側に「自分の嫌いなところ」を正直に書いてみましょう。これは正直に書くことが大切です。「顔が好き」「頭がいいところが好き」なんてことでもいいし、うぬぼれていてもいいのです。誰にも見せる必要はないので、「え?そんなことを思っているの?」なんて言う人はいません。
改めて書いてみると、意外にも自分が気付いていなかったところを好きだと思っていたり、嫌いだと感じていたりすることに気づくのではないでしょうか。
この他に、また別の紙に「自分が好きなこと(得意なこと)」「嫌いなこと(苦手なこと)」を書いてみるのもオススメです。うっすらと好きだと感じていたり、嫌いだと思っていたりすることを、紙に書くことできちんと認識すると、今後の行動は変わってくるもの。それによって、日々、自分を喜ばせられたり、逆に嫌な経験を回避したりすることができやすくなるのです。
自分の欠点とうまく付き合う
「自分を愛する方法1」で、自分の嫌いなところには、どんなことを書いたでしょうか?
「自分のこんなところが嫌い!」と思っていると、自己を責めてしまい、愛することが難しくなってきてしまいます。実は、自己嫌悪や劣等感ほど自分を苦しめるものはありません。
自分を一番苦しめる存在は、他人ではなく、“自分自身”です。他人であれば、何を言われようと無視をすることもできますが、自分からの非難はダイレクトに心に届いてしまうものです。
だから、まずは自分が“欠点がある自分”とうまく付き合っていく必要があるのです。
実は欠点というのは、必ずしも100%悪い部分であるとは言えません。例えば、頑固な性格は「きちんと自己を持っている」とも言えますし、わがままは「自分に正直」だという見方もできます。
だから、むしろ「その欠点があることによって、自分が得していることは何か?」ということにも気付いたほうがいいのです。
例えば、「頑固だけど、自分をきちんと持っていることで、自分が納得する人生を歩めている」こともあるでしょうし、「ワガママだけど、自分に正直に生きていることで、自分らしくいられている」こともあるのです。そう考えると、その欠点を少し許せませんか?
それだけでなく、欠点というのは、「自分の持っている性質が“過度な状態になった形”である」とも言えます。だから、「その欠点の度合いを調整すること」で、むしろ魅力に変わることもあるのです。
例えば、頑固な人が、“意図して”相手の言葉にも耳を傾けられるようにしたら、頑なさは薄れ、お互いの要望の折り合いを付けられるようになることもあるのです。つまり「バランスをよくする」ことが大切なんですよね。
自分を愛する方法3: 自分の好きなところを伸ばす

「自分を愛する方法1」で、自分の好きなところには、どんなことを書いたでしょうか?
自分を好きになるために、欠点に目を向け、直すことばかり考えてしまうと、気分が沈んでしまうもの。それよりも、自分の長所を伸ばすことを心がけたほうがいいのです。
人は“トータル的に”相手を見るので、たとえ欠点があっても、それを上回る魅力があれば、「素敵な人だ」と思うことも多いもの。例えば、「あの人は、ちょっといい加減ところはあるけど、一緒にいると話が面白くて、楽しい」となると、また会いたくなるでしょう。だから、どんどん「自分の長所を磨くこと」に注力したほうがいいのです。
さらに、その長所を生かして人を喜ばせられるようになると、自己肯定感(自分の価値や存在意義を肯定できる感情)が高まってきます。それが自信につながり、自分をより愛せるようになるのです。
だから、自分のいいところに目を向け、どんどん伸ばすようにしましょう!
自然と触れ合う

人間は良くも悪くも慣れてしまう生き物です。
たとえ乱れた生活でも、不健康な生活でも、仕事や家庭の中でバランスをとってそう成り立っています。
人間関係や毎日のルーティーンから一旦離れて自然に触れることで、自分のからだの状態や心のバランスを自然に調整してくれます。
自分を大切にする

日頃から自分を大切に扱うことは重要なこと。でも、意外と人は、自分のことを雑に扱いがちです。
「自分を大切にする方法」は、いくつかあります。
例えば、「自分を喜ばせる」というのも、その1つです。仕事などをがんばったときには、ご褒美に美味しいものを食べる人は多いものですが、そのように、日頃から自分のことを喜ばせることを心がけることは大切です。そうすることで、「またがんばろう」と思えますしね。
ただ、それ以上に大切なことがあります。多くの人が見落としがちなことです。それは、「自分を大切にしてくれない人(大事に扱ってくれない人)とは付き合わない」ということです。
例えば、自分を傷つけるようなパートナーとは別れたほうがいいのはもちろんのこと、一緒にいると嫌な思いをさせられるような相手とは離れたほうがいいでしょう。
一緒にいることで、あなたに不愉快な思いをさせる人は、あなたにとって必要な人ではありません。自分を大切にするというのは、「自分を守る」ことであり、「自分が快適に過ごせる環境を作ること」でもあるのです。
自分を大切にすることを心がけると、身だしなみに気を付けるのはもちろんのこと、「私は大切にされるべき存在なのだ」という自信も出てきます。その結果、周りの人に「この人は大切に扱わなくてはいけない人なのだ」と思わせる雰囲気が出てくるもの。
だから、人から大切にしてもらうためにも、自分をもっともっと大事にしましょう!
自分を褒める

自分を褒めるなんて恥ずかしかったり、どうすればいいんだろう?と思う人も多いかもしれません。
ただ、この効果は絶大なんです。やり方は簡単!小さなことから全てを褒める。
「朝起きれたね。えらい!」「今日も可愛い♪」と声に出して、自分に聞かせる(笑)
自己肯定感を高めるのに最適で、他者評価を求めることも無くなるので、自分自身で心を満たしていく習慣ができます。
嫌な人や環境から離れる

ストレスを感じること第1位が人間関係。
様々な工夫をして折り合いを付けようと努力しても、不必要に自分を攻撃してくる人や目の敵にするような人は相手にしてはいけません。
身も心も守れるのは自分自身です。理不尽すぎる環境に置かれている人は、自分を責めることなく離れることを考えましょう。
素直な気持ちに従う

自分の気持ちに蓋をして、他人ばかり優先。他者との境界線が薄く優しすぎり、嫌われたくない思いから相手の意見に押されてしまうことも…。
そんなときには自分の本当の気持ちに気づきづらくなります。
誰かに期待に応える為や、世間のによる正解を離れた自分の心にある答えに従って決めて行動する練習をしてみましょう。
素敵な家で過ごす

私たちは毎日、物が目に触れる度に無意識に思考を繰り返しています。
可愛い動物や子供を見て顔がほころぶ様に、自分のお気に入りの物を見て
「きれいだな。」「カッコイイ。」と肯定的な思考を繰り返すことで、内面からも心地よさを感じられます。
色合いやお気に入りのテイストで揃えて、心からくつろげる空間を作ってみましょう。
「愛すること」の本質を理解する

実は、自分を愛するために一番大切なことといっても過言ではないのが、「愛することの本質を理解する」ことです。これが分かっていないと、トンチンカンな愛し方をしてしまいますしね。
愛することとは、「“ありのままの自分”を受け止め、成長を願う」ことです。それは、「自分にはこういう魅力があるから、愛する(=自分にはこういう欠点があるから、愛せない)」という“条件付きの愛”ではありません。
実は、「自分にはこういう欠点があるから、愛せない」という人は少なからずいますが、そういう人は、その欠点が直ったからといって、愛せるようになるわけではありません。また新たな欠点を見つけては、自分を責めてしまうでしょう。
本来、「愛する」というのは、「どんな欠点があっても、“そのまま受け止める”こと」です。ただし、「甘やかせること」は愛ではありません。だから、「成長を願う」ことが大切なのです。
例えば、自分を愛せない人は、何か失敗をすると、“自分を責めて、自己嫌悪に陥るクセ”を持っています。“完璧である自分”を求めてしまうからです。それでは、どんどん自分を嫌いになっていってしまうでしょう。
完璧な人などいません。だからこそ、「ダメなところがある自分を見捨てないでいること」は、とても大事なこと。つまり「失敗しない人」や「欠点のない人」を目指すのではなく、「失敗しても、そこから立ち上がれる人」「欠点があっても、その欠点をカバーできる人」になることが大切なのです。
ただただ失敗や欠点を責めている段階で止まっていては、自己嫌悪が増すばかり。そうではなく、“まだまだ未熟の自分”をそのまま受け止め、その上で成長することを目指せばいいだけのこと。それが、「愛する」ということなのです。
セルフケアを実践

セルフケアは、あなたがする自分のからだ、こころ、感情の健康にとってプラスになること全てを含みます。
自己愛を育てるには、人によって異なる方法があります。
具体例としては:
テレビや映画を観る
料理をする
ゲームをする
散歩に行く
自宅を掃除する
デンタルフロスで歯をきれいにする
エクササイズをする
自分の好きな事をする
自分の時間を作りましょう。自分がしたいことに正直になるのです。
毎日ちょっとでも良いから好きなことをやってみましょう。
例えば甘いものが好きならば、毎日チョコを少しかじる。ゲームが好きなら30分と決めてやる。など、自由時間を満喫して心を満たすという方法もあります。
優しい言葉をかける

アメリカ発祥のセルフコンパッションという、自分を思いやり慈しむ為のメソッドがあります。
自分に優しく語りかけ思いやることで、困難な状況を乗り越える力(レジリエンス)が高くなる研究結果が出ています。
自分の体に意識を向けて『頑張ってるね。』
チャレンジした時には『一歩踏み出してえらい!』と優しい言葉をかけて励ましてあげましょう。
自己愛のアファメーション

アファメーションとは、「私は幸せ」「私は愛されている」などのポジティブで肯定的な言葉を唱え自分自身に宣言することで、自己肯定感や自尊心を高め、理想の状態を叶えていく方法です。
心理学用語では「自己成就的実現」とも呼ばれます。
ポジティブな言葉を意識して使うことは人の潜在意識に働きかけるものとなります。
「どうせ無理」と言うとネガティブな気持ちになりますが、「私ならできる!」と言ってみると、パワーが湧いてくる気がしないでしょうか。
うまくいかないことがあっても、「めげずに頑張っていて、すごい!」と前向きな言葉を自分にかけてあげてください。
きっと気持ちが明るくなっていくはずですよ。
アファメーションを行うことで、次のような効果が期待できます。
ポジティブな思考が身につく
能力を最大限に発揮できる
自信が持てるようになる
影響力を発揮できるようになる
アファメーションを行うには、次のようなポイントに注意しましょう。
肯定的な表現にする
現在形を使う
具体的にする
感情を込める
反復する
主語は一人称の「私」にする
本当に自分が望んでいることを書く
目標が変わったら変える
アファメーションを実践する際は、深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、アファメーションテキストを読み上げましょう。
鏡の前で自分の目を見て宣言するのも効果的です。
毎日10回以上声に出して言い、思い込みを定着させます
今の自分に必要な言葉を短くまとめて唱えるのがポイントです
ちなみに私はルイーズ・ヘイのアファメーションを毎日行っています。
自分では気づけない潜在意識から変化するよう働きかけることができ、いつのまにかポジティブ思考になっているのに気づきます。
以下の動画は私が実践して効果があったアファメーションの例です。参考までにご覧ください。
ルイーズ・ヘイの内なる力 | ルイーズ・ヘイ, 中村 加代子 |本 | 通販 |
日記をつける

ものを書くということは、自分に自らの感情、誇り、自分の好きなところ、目標達成のために自分がしていることを認識するチャンスを与え、幸福感を高めることにつながります。
寝る前に短い日記を書くと自律神経が落ち着くなど、日記には精神を安定させる効果があると言われています。
日記を手書きすると、タブレットなどのアプリで書いたときよりも睡眠の質が高くなると言われています。
特におすすめなのが3行ポジティブ日記です。
たった3つで良いので、1日で感じたポジティブな経験や感じたことを書くと、脳は幸せな1日だったと思い込むようです。
幸せ気分で熟睡できます。
自分の無限の可能性を無条件に信頼する

アドラー心理学によると、人はいつからでも自分(性格)を変えることはできます。
自分で制限をかけない限りなりたい自分になれるのです。
いつでも思考・行動・感情は自分で選べるし性格だって選べます。
心の声を聴き、やりたい事を行動し、魂を喜ばせる
頭ではなく、心の声を聞くことが大事です。
心(ハート)が「やりたい!」と叫んでたら
行動に起こすことが大事です。
魂喜んで波動が上がります。
運気もアップします♡
条件付きで評価せず、どんな自分にもOKする

これができたら○、できなかったら×と、自分をジャッジしないようにしましょう。
私たちは学校教育で洗脳されているから
(正誤・評価の世界)
無条件の愛は、これが自分にできて初めて、子どもや他の人にも無条件の愛を示すことができまるようになります。
不完全さを受け入れ、自分の闇も愛すること
完全な人なんていません。
短所、弱さ、カッコ悪い部分、全部丸ごと愛すのが不完全さを受け入れる勇気のある強い人です。
自分の究極の闇も愛する勇気を持ちましょう。
すると、他人の短所や弱さも愛せる本当の愛の人になれます。
自分の感情をしっかり感じる
どんな感情もしっかり感じて可愛がってあげましょう。
喜怒哀楽、どの感情も大事です。
怒ったり、泣いたり、そんな陰性感情も愛してあげましょう。
感じてはいけない感情なんてありません。
どんな感情も大切な自分のお友達です。
感情をしっかり感じることで
自分の本音を感じることができます。
あとはネガティブな感情から自分の不便な脳内ルールも発見できます。
そして感情を感じると波動も上がります。
自分自身を無条件に愛するとは、全ての感情をありのままに感じることです。
私たちは通常はポジティブな感情はたくさん感じるようにして、ネガティブな感情(憂うつ、悲しみ、怒り、恐怖など)は感じないようにすることを教えらます。
このネガティブ・ポジティブのレッテル貼りをやめて、全ての感情を認める、ただ感じる、感情と一緒にいることが大切です。
自分を愛するということは頭で考えることではありません。
その時々の感情や感覚をありのまま感じ取ることが自分を愛するということです。
なぜ自分を愛することと感情を感じることが同義なのでしょうか?
誰しも幼かった頃に他者(特に親)から無条件に愛されようとして愛されなかったトラウマ的な経験を持っていて、その時に感じた怒りや悲しみや恐怖といった感情は、本人が意識的には覚えていなくても、自分の中に記憶されたままになっているます。
大人になった自分が感じる怒りや悲しみや恐怖は、子供の頃に愛されなかった自分が表面化したものであり、子供の自分の比喩です。
あらゆる感情を無条件に感じることは子供の自分を完全に受け入れることと同じです。
実践的な取り組み
感情を感じることが自分自身を愛することと同義であるとした場合、自分自身を無条件に愛するためにすべきことは次の2つです。
①怒りや恐怖(不安)や悲しみといったいわゆるネガティブな感情を感じたときはその感情を否定しないでただ感じるようにする。
どんな感情であってもその感情を感じてはいけないと考える必要は全くない。
自分の感情に正直になることが大切である。感情をそのまま感じるのがふさわしくない状況であれば、後になって感じる時間を作る。
②感情を感じるのはあくまでも感じるだけであって、感情に起因する行動は起こさないようにする。
怒りを感じても怒りを感じた相手を攻撃しない、不安でいっぱいになって逃げだす前にまず不安感を十分に感じてみる、死にたい気持ちになっても自殺はしない、といったことです。
体を大切にすること

体は心の入れ物です。
健康な体は、毎日の習慣の積み重ねでできています。
また、運動・食事・睡眠を整えるだけでなく、ストレスを取り除いて心の健康を保つことも大切です。
自分を勇気づけ、自分が世界一の味方になる
24時間365日一緒にいる
自分の世界一の応援者になりましょう。
褒め言葉を素直に受け取る

自分を愛するとは、自分自身とその能力を信頼し、自信や誇りを持つことです。
褒め言葉を素直に受け入れることは、自分を愛する上で大切な方法のひとつです。
自分の価値を認めることができる

自己否定感から解放され、幸福感を感じやすくなる
生活全体における満足度が向上する
他人から褒められても、「いやいや、そんなことはないです」と否定してしまっていませんか?
謙遜しているつもりが、自分で自分には価値がないと言ってしまっているようなものです。
もし誰かから褒められたら、否定せず、「ありがとうございます」と素直に受け取るようにしましょう。
習慣づけていくと、だんだんと自分の価値を認めてあげられるようになるかもしれません。
必要ないものを処分する

物には心の中の執着、不安、劣等感、プライド、過去のしがらみが映し出されています。
モノを捨てることで人生を浄化しましょう。
あなたが幸せになるためには、モノを必要としていません。
「いくらモノを溜め込んでも幸せにはなれない」
本来モノは生活を快適にするためにあります
モノがたくさんあるから”幸せ”ではないですよね?
何の役にも立たないのにあなたがしがみついているものは“ガラクタ”です。
簡単にいうと自分に”今”必要なものをシッカリ見極めて“今”にエネルギーを注ぎましょうってことです。
あるがままの自分の価値を自分が認めることでしか心の平安は訪れません。
大切なのは、モノではなくあなたなのです
カウンセリングを受ける

国家資格を持つカウンセラーは、自己愛を育む助けをしてくれます。
保険適用外なので、お金がかかる治療となります。
ご自分の心のケアのために価値ある仕方でお金を使うことも自己愛の表れと言えます。
研究によると、セラピストには自己愛や自尊心を育てる支援ができるといいます。
セラピストにはあなたの不安がどこから来ているのか突き止めるためにやさしく導き、それを乗り越える手伝いができます。
セラピストはうつや不安、トラウマといった潜在的な問題をチェックすることもできます。
自分らしさについての強い感覚を持つ
ありのままの自分で過ごすことで、他人との比較や競争からくるストレスが軽減し、自分の感情に素直になることで、「自分らしさ」をより表現することができるようになります。
そうすることで決断に際して外部からの圧力や期待から解放され、自分の純粋な願望や価値観に共鳴するような決断ができるようになります。
自信を持つ

どんなことでも良いので自信がつくことをやってみましょう。
毎日何気なくしている家事や育児にも自信を持つようにしましょう。
仕事で小さな目標を立てて成功体験を積むことも良いです。
自分のことを自分で褒めてあげたくなるよう、自信がつく行動をひとつづつ積み重ねていくようにしましょう。
人に優しくする

人に優しくすることで自分も幸せになります。
周囲を気にかけたり親切にできる余裕を作るのが助けになります。
人の役に立てたり、感謝されるような優しさがあると、ポジティブな気持ちになり自分を愛せるマインドになります。
自分の長所を理解する
自分のいいところに目を向けましょう。
自分自身を評価してあげます。自分の長所を理解し、大切にしましょう。
自分の良い側面にフォーカスすることで、愛すべき存在だと確認できます。
外見を整える
美容や健康に力を入れる

ここでいう美しさは誰かに褒めてもらったり評価を高めるためではありません。
外見や健康状態は日々変化していきます。今の状態を知り、後回しにせずにケアをしてあげることです。
それどころじゃない!と思う忙しい時や、めんどくさくて仕方ない時には、時短でできるものから始めてみてください。
清潔感のある服装や髪型をし、ネイルをして指先まで整えてみましょう。
ファッションに敏感になるのも良いですね。
自分が納得のいくボディメイクや、服装、髪型を綺麗に保つことは、自分のテンションを上げるのに効果的です。
ポジティブ思考

過去を責めずこれからの自分に目を向けることは自分を愛する助けになります。
悩みがあってもポジティブに転換する癖をつけましょう。
自分で自分を好きになるくらい明るく前向きに生きます。
ウジウジ悩んだり、暗い毎日は自分でも嫌気がさしてしまいます。
いつも笑顔で、晴れ晴れとした自分でいられたら良いですよね。
ストレスフリー

家事や育児などストレスをなるべく減らしましょう。
いつまでも悩まずある程度で割り切ります。
・たまには自分を甘やかす
・他人の目を気にしない
ことはストレスフリーの助けになります。
ストレスと感じることから距離を置いたり手放すことで、自分を大切にできます。
積極的にストレス断捨離をすると良いかもしれません。
やらなきゃいけないことの優先順位を見直して、日々のTo doリストを減らしてみてはいかがでしょうか。
また最近では家事代行や、行政のサポートなどもあるので、〝人の手〟を上手に利用してみてください。
そして出来た時間を楽しいことや笑顔になれることに当ててくださいね。
またうまくいかなかったり、仕事が終わらなかったとしても、自分を責めるのはやめておきましょう。
やれるだけのことはしたのですから、よくやった自分を労ってください。
自分の身体を触れる

子どもや家族をケアするときに、背中をさすってあげたり、よしよししたりしてあげたりすることはありませんか?
肌と肌を合わせるという行為は、人の心を癒す、愛情表現のひとつでもあります。
自分を愛するためにも、手のひらを自分のおでこに当ててあげる、デコルテをさするなど、自分で自分を愛でてみてください
マインドフルネス

マインドフルネスとは、その瞬間の自分の感覚や感情を、良し悪しで判断することなく認識することです。
“今”に集中することで、”過去”や”未来”から自分を遠ざけます。
「自分のからだとこころに耳を傾け、自分のニーズに気付けるようになることは、自分のためにできる最良のことです」とプロのライフ・コーチでカウンセラーのアニー・M・ヘンダーソン(Annie M. Henderson)氏は言います。
マインドフルネスは1970年代よりアメリカを中心に科学的・医学的な研究が進み、効果が最も実証されている瞑想の一つです。ストレスや不安を取り除き、ココロを休め、生産力があがると実証されています。
○身体面では
免疫力の改善、血圧の低下、血中コレステロール、血糖値の低下などが検証されていて、交感神経と副交感神経のバランスが整い、よく眠れるようになります。
○精神面では
緊張・うつ状態の緩和、不安の減少、ストレス耐性の向上が実証されています。
○脳機能面では
集中力・記憶力が向上し、複数の仕事を並行して進めている状況下でも一つ一つの事に集中することができるようになり、仕事や勉強で質の高いパフォーマンスにつながります。
マインドフルネスを学ぶ上で、最も大きなハードルはマインドフルネスを習慣として継続する事にあります。
ジムに行って筋トレを行うように、「今ここ」に意識を置く力とその効果は、マインドフルネスの日々のトレーニング(ココロの筋トレ)によってのみ培われます。書籍など、理論を学んだだけでは身につけることができません。
そのためには、マインドフルネスのポジティブな効果を理解して、目的意識を持って臨む事が大切です。一緒に続ける友人や同志がいるとより続けやすいかもしれませんね。また、自宅だけでなく、専門知識をもった人に教わりにいくこともよいでしょう。
マインドフルネスのやり方の具体例としては:
メディテーション(瞑想)
自分の呼吸の回数を数えるまたは深呼吸をする
グラウンディング・エクササイズ
自分の五感に注意を払う
ネガティブな考えに疑問を持つ

自分の頭の中に「自分には価値がない」「自分にはできない」と言った考えが浮かんだ時は、なぜそう感じるのか? どうすれば気持ちを切り替えられるか? 自分に尋ねてみましょう。
また、自分に対する意見にどういった外部要因が影響を与えているか、時間をかけて考えてみましょう。
職場での自分のパフォーマンスが低い場合もありますが、自分への期待が大き過ぎることもあります
友人や大切な人に自分が寄り添えていない場合もありますが、彼らのニーズが理不尽な場合もあります
境界線を引く

物理的、心理的な境界線を引くことで、自分が自分をどう扱うか、他人が自分をどう扱うかを、自分がコントロールできるようになります。
これは”自己愛”にとって欠かせません。
自分のニーズを優先させ、そのニーズがどういったものなのか声を上げて主張する助けになります。
具体的には:
罪悪感を覚えることなく「ノー」と言うことを学ぶ
他人の意見に関係なく、決断を下す
自分と自分のニーズのために立ち上がる
あなたの境界線は時間とともに変わるかもしれないし、変わったとしても謝る必要はありません。
あなたの人生から有害な人を追い出す
有害な人は、あなたの自己愛を育てる能力を制限しかねません。
自己愛は自力で勝ち取ることもできますが、周りの人々からポジティブな言葉や気遣いをもらった方が容易になります。
ヘンダーソン氏によると、”有害な人”というのは:
・あなたの成長に抵抗感や恐怖感を示す
・ネガティブなことしか言わない
・あなたの意見を無視する
・あなたが引いた境界線を無視する
・一緒に時間を過ごした後、あなたが疲れてしまう
誰かとしゃべった後、自分自身に「会話を始める前より、気分は良くなった? 悪くなった?」と聞いてみましょう。
理想の自分を目指して努力する

あるがままの自分を受け入れることが大切だと言いましたが、「自分の悪いところに目をつぶってもいい」「努力しないでもいい」というわけではありません。
自分を愛するためには、理想に向かってコツコツ努力をすることも、時には大切です。
自分を甘やかすこととは違いますので、注意しましょう。
なお、理想の自分を目指して行動する時には、達成できそうな小さな目標を設定するのがポイントです。
「達成できた!」という自信にもつながりますし、モチベーションを保ちながら努力を続けられるでしょう。
好きなことをする

好物のスイーツを食べたり、熱中できる趣味をしたり、好きなことをする時間をつくりましょう。
好きなことをしていると、幸せや喜びを感じて、心が満たされていきます。
自分を満たす時間をつくることが、自分を大切にすることにもつながります。
自分のことを、自分の親友や恋人のように大切に扱う

また、自分を親友や恋人のように扱うとは、自分を大切な人だと思って接し、客観的に自分を評価することです。
あなたは、大事な人、たとえば恋人・パートナーや親友に愛をとどけたい・愛したい・大切にしたい、と思ったときって、どんなふうに振る舞いますか?
相手のために時間をとって、無条件で話を聴いたり、しっかり相手を見て、手を握ったり、優しく抱きしめたり、プレゼントなんかあげたり、花を買ってあげたり、美味しいレストランに連れていったり。。。なんてこと、しますよね?
こんなことを、特に理由なく
「なんとなくしたくなった。」
「ただ、好きだから。」
「ただ、大切だから。」
なんて理由でやってくれたら、された側は嬉しいですよね。
こんな振る舞いを自分にしてみてほしいんです。
「自分を愛する・大切にする」と思うと思考停止してしまうことがあるんですが、「大切なパートナーや親友のように自分を扱う」と思うことで、自分を愛することができるようになります。
しっかり、鏡をとおして自分を見てあげましょう。最近どんな顔色してますか?
大事な人と思って、よーく観察してあげましょう。
そして、自分の身体を労ってもみほぐしたり、抱きしめたりしてあげましょう。
もし人にやってもらいたかったら、家族に頼んだり、アロママッサージに行ったりしましょう。
自分にプレゼントや好きな料理を自分に提供するのもいいですよね。
これらがもう立派に「自分を愛すること」になっています。
いつも頑張ってる自分。頑張れてない自分。
ぜんぶの自分を思いっきり大切にしてみましょう。
まずは自分のために時間をとって、自分の心の声・内なる声を評価判断なく、無条件の愛で聴いてみましょう。
もしかしたら弱音や愚痴も出てくるかもしれませんが、それも優しく聴いてあげましょう。
自分に対し、お金と労力と時間をかけてあげてください。
そうすれば、あなたは、自分のことが、自分の親友のように大切に思え、自分のことが愛せるようになる筈です。
自分を大切にしたくなる名言
自己愛を高めるためのヒントをくれる名言を紹介します。これらの言葉を読むと、自分を大切にしたくなってくるかもしれません。
セーレン・キェルケゴール
自身を愛することを忘れないでくれ
デンマークの思想家「セーレン・キュルケゴール」の真っ直ぐなメッセージです。
彼は、形式ばかりにこだわるデンマーク教会を否定する批判者としての人生を送り、自らをもって実在存在としての人間の哲学を示す画期的な哲学者でもありました。
幸せばかりではない人生も、自分を愛するだけで明るい味方ができるようになるという強い心が表れています。
スティーブ・ジョブズ
もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?
アップル創業者「スティーブ・ジョブズ」の言葉には、自分の素直な心に従うべきというメッセージが込められています。
自己肯定へと導いてほしいときや迷ってしまったときに、ぜひ思い出してみてください。
マイルス・デビルス
失敗を恐れるな。そんなものは存在しない
ジャズ界の巨人のひとりである「マイルス・デビルス」は常に自分について語り、それは力強いメッセージとして未だに語り継がれています。
人種差別被害に遭った経験も持つこともふくめ、トランペット奏者として数多くの名言を残しました。
アリストテレス
自己とは自分にとって最良の友人である
自分を知ることは、すべての知恵の始まりである
古代ギリシアの哲学者「アリストテレス」の言葉には、自己に向き合わせてくれるメッセージが込められています。
自分がどのような人物なのかを第三者の視点から見つめたとき、知らない自分を発見することも時にはあります。
きらいな自分であっても勇気を出して受け入れてみれば、友人のように付き合えるのかもしれません。
チャールズ・チャップリン
自分を愛する者として、本心に背けば、悲しみや苦しみが現れるとわかった。
今日、ぼくはそれが「真実」だと知っている。
セリフを発することなくコミカルな動きで大衆を楽しませたコメディアン「チャールズ・チャップリン」は、数多くのポエムを残したことでも有名です。
自分を愛することはどういうことなのかを親しみある言葉で示しているので、心に染み込むのではないでしょうか。
マーク・トウェイン
人は、自分自身の承認なしでは快適ではいられない。
『トム・ソーヤーの冒険』などで知られるアメリカの小説家、マーク・トウェインの名言です。どんな人でも、親や友だち、彼氏、パートナーなど、他人からの承認を求めてしまうもの。しかし、肝心の自分自身が自分を認めてあげないと、快適には生きられないということを教えてくれます。
自分を愛することができるおすすめの本7つ

「自分をうまくゆるせない」「受け入れるのが難しい」というときには、自分を愛する方法や言葉がたくさん詰まった本を読んでみてください。
とくに「自分がきらいで仕方がない」と感じてしまうときには、凝り固まった心を溶かしてくれることもあります。
ここでは、「自分を愛すること」をテーマにしたおすすめの本を厳選いたしました。
気になる1冊から手に取ってみましょう。
おすすめ1.「自分を愛する技術」
おすすめ2.「自分を愛すると夢が叶う」
おすすめ3.「自分を愛する習慣」
おすすめ4.「自分を愛する100の言葉」
おすすめ5.「自己肯定感の教科書」
おすすめ6.「自分を愛せなくなってしまった人へ」
おすすめ7.「自分を好きになりたい。」
「自分を愛する技術」

出典:Instagram(@kohei_sato_0111)
元暴走族という作者自身のことをはじめ、非行少年の問題を解決に導いた経験から得たメッセージが込められた1冊。
自分を責めてしまう、自分を認められないという悩みをもつ多くの人に共感され、人生や自分自身に立ち向かう勇気がほしいときにおすすめしたい内容です。
「自分を愛すると夢が叶う」

「世界的小説家・吉本ばなな」と「引き寄せの女王・奥平亜美衣」の2人が生み出した、願望達成法が詰まった1冊です。
人と違った視点を持つ自身の体験談は気軽に読める内容となっているので、リラックスしたいときにもおすすめできる本となっています。
「自分を愛する習慣」

「疲れていても言葉がスッと入ってきます」というレビューも多く、読んでいくうちに幸せな気持ちが生まれてくる内容です。
幸運を引き寄せる方法を知りたい、自分を愛して愛されたいと願う人におすすめします。
「自分を愛する100の言葉」

7歳で失明し18歳で天涯孤独になったアメリカの哲学者「エリック・ホッファー」の人生に学ぶ1冊です。
日雇い労働者として放ろうをしながら人生の哲学を学んだときにたどり着いたのが、自分を愛し自分の心に素直に従うということ。
アメリカで大反響となった哲学者の言葉は日本人の心にもスッと染み込んでいきます。
「自己肯定感の教科書」

心理カウンセラー中島輝氏による「自己肯定感を高めようとしている方は要注意!」というメッセージが込められ、ついクヨクヨしてしまう人や自分を好きになれない人を真っ直ぐに導いてくれる1冊です。
「自分を愛せなくなってしまった人へ」

カルト集団による身体的儀式など、絶望に打ちひしがれた数々の衝撃的経験をありのままに語られた内容。
強い自己嫌悪から光が指した人生に好転するにはどうすべきなのかを導き、強く苦しんでいる人の心にも手を差し伸べてくれるボリューミーな1冊となっています。
「自分を好きになりたい。」

「どうせ私なんて」が口ぐせになっている人にはぜひ手に取ってほしい1冊です。
ファンシーなイラストと読みやすい言葉によって、著者自身が受けた幼少期の親子体験を語られている内容に共感をし、「感謝します」という口コミが寄せられている、読むだけで自己肯定ができる本となっています。
自分自身を理解することで困難に立ち向かう勇気が生まれ、自分自身を癒すことができます。
「どうせ私なんて」と自分を否定ばかりしてしまう人は、少しずつ自分を認め、自分を受け入れてみてください。
自分を愛することでとても人生が豊かになります。
苦しいときや悩んでしまったときにはぜひ、気になる本をぜひ手に取ってみてください。
最後に
自己愛とは、良いことも悪いこともある”生涯にわたる旅”です。
自力で自己愛を実践し、育てることもできるし、メンタルヘルスのプロの力を借りてもいいです。
周りと比べたり、過去の失敗がトラウマとなったりして、自分を愛せないことはあります。
ですが、幸せな人生を送るには、自分を愛してあげることが大切です。
当記事で紹介した自分を愛する方法を実践して、少しずつでも自分を認めてあげられるようになってくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様が自己愛を身に着けて本当の幸せを手に入れられることを祈っております。