ストレスフリー~機嫌よく生きる34のコツ~毎日を幸せに

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機嫌が良いとは、心が健康であるということです。そしてまた、それは、幸福である、という意味でもあります。

人間の生きる最大の目的が幸福であるならば、それは、「機嫌よく生きる」という一語に集約されるのではないでしょうか?

斉藤一人さんは、機嫌についてこう語っています。

「身体の具合の悪い人、人生うまくいかない人。もしかしたら、人の機嫌をとっていませんか?相手は相手の都合で機嫌が悪かったりするの。今は、やれ不況だとか、何だとか。それでも、自分の機嫌をとるの。自分がいつもニコニコ明るくしてるの。で、そういう人が人を救うの。悪い方に私を合わせちゃいけないんです」

つい不機嫌になってしまうのは、性格のよしあしでもなく、恵まれない境遇が原因なのでもありません。

機嫌よく生きるコツは、“心のもち方”や“考え方”にあります。自分に与えられた人生をいかに生きるかは、自分次第なのです。

幸せは歩いてこない、自ら造り出していくものです。自分だけではなく周りのみんなも笑顔で過ごせるための習慣とは? 機嫌良く生きることです。

幸せ「である」ことと、幸せを「つくる」ことは違います。後者は幸せとはいえないような状況でも、明るいほうへと自分の体を引っ張っていく力が必要です。意志と努力が必要です。

物質的に生きている人は、大体において、自分の機嫌の悪さを人のせいにします。

逆に精神的に生きている人は自分の心のいたらなさを責めるのです。すなわち、自分のせいにするのです。

世間の人々の在り方を見てみると外部的条件に、すべての責任を負わせている場合が圧倒的に多いのも事実です。

ですが究極的には、外部、内部の両面において、その充実とバランスを図らなければならないのです。

すなわち、「環境的には、富、成功、健康などをもって整え」「意識的には、小さなことに対しても、感謝と喜びをもって反応する」よう、自己コントロールに励むことです。

私たち人間は、この二つの行動を行うことによって、自分の人生を、機嫌よく生きることができます。

不機嫌な人の多くは先のことを心配している人が多くいます。

認知症になったらどうしよう、老後の貯金がないけどどうしようとか。

でも、心配したほとんどのことは起こらないそうです。実際起きたにしても、困ったことが起きたその時に困ればいいことです。

まだ起きもしていない先のことで不安を感じて不機嫌でいるより、できるだけ毎日を面白がって生きる方がずっと得です。

また過去を振り返って悔やんだり、傷つけられたことを恨む人も不機嫌です。

過去と他人は変えられないと言います。

すでに起きてしまったこと悔やんだり愚痴っても、過去は変えられません。変えることのできないことを思い続け不機嫌な日々を過ごすのは時間と人生の無駄使いです。

毎日を機嫌よく過ごしたい。なんでもない日に幸せを感じたい――。与えられた資質や時間、境遇などは違っても、誰の人生にも苦楽はつきものです。

良いときもあれば、そうでないとき、平凡な日々が続くこともあります。

どんな時にあっても、そこにある小さな幸せを見つけられたら、素敵だと思いませんか?

心のもち方やちょっとした工夫、考え方や捉え方しだいで、人生はいかようにも変えられるのです。

機嫌よく生きている人を見ると、憧れや羨ましさを抱き、自分には無縁だと諦めていませんか。

機嫌のよさというのは、その人の性格ではなく、日常生活の工夫や、感情のコントロールなど、心のもち方によるもの。

ですから、誰でも機嫌よく生きることはできるのです。機嫌よく生きるコツをご紹介します。

  1. 機嫌よく生きるコツ
    1. 褒め合い、感謝し合う
    2. 好きなこと、楽しいことをひとつでも増やす
    3. 気分を切り替える言葉を使う
    4. 達観し、完璧主義を捨てる
    5. 怒ると人生の貯金が減る、と心得る
    6. 心や体の調子がすぐれないときは、自己暗示を
    7. 適度な運動でストレス発散する
      1. 運動のメリット
      2. 適した運動
    8. 好きな映画や本を楽しむ
      1. ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー
      2. デイ・シフト
      3. coda コーダ あいのうた
      4. マスク
      5. ビューティフル・ライフ
      6. きっと、うまくいく
      7. イエスマン “YES”は人生のパスワード
      8. 最高の人生の見つけ方
      9. シング・ストリート 未来へのうた
      10. 少林サッカー
      11. グレイテスト・ショーマン
      12. 最強のふたり
      13. YESデー ~ダメって言っちゃダメな日~
      14. 目指せメタルロード
      15. ホーム・チーム
    9. 美味しいものを食べる
      1. 幸福度を上げる食べ物は?
      2. 美味しいスイーツを食べる
    10. 十分な睡眠をとる
      1. 睡眠と機嫌の関係
      2. 質の良い睡眠を取る方法
    11. 香りでリラックスする
      1. リラックス効果のある香りの特徴
    12. やってみたかったことをやる
    13. 趣味を持つ
    14. 好きな人と一緒にいる
      1. 頼れる人
      2. 本音を話せる人
      3. 共通点がある人
    15. 辛い出来事の中にあるメリットを考える
    16. 物事には必ず両面があることを心に留めておく
      1. 仕事でも生活でも、裏面にも目を向けよう
      2. 多面的な視点で世界をみる
      3. 多面的な存在であることを受け入れる
      4. 本質を見極めることは豊かさを受け取ること
    17. 自分の思い込みをチェックする
    18. 自己肯定感を高める
      1. 自己肯定感とは
      2. 高める3つのポイント
      3. 自己効力感を高めよう
        1. 活動的にチャレンジする
        2. 小さな目標を達成する
        3. 自分の成長を確認する
      4. 自分を受け入れる,自己受容
        1. 身の丈にあった理想を
        2. 過去を未来に活かす
      5. 温かいコミュニケーション
        1. 感謝を言葉にする
        2. 他人を肯定する
        3. 温かいコミュニティに所属する
    19. 過去ではなく現在に目を向ける
    20. 毎日良かったことの日記をつける
    21. 自分を褒める心の声
    22. すごく小さな目標を設定して実行してみる
    23. 自分を元気付ける言葉をいくつか考える
    24. 理想の自分になりきって行動してみる
    25. 友人や家族同士で良いところ探し
    26. ネガティブな側面を別の言葉で置き換えてみる
    27. マインドフルネス
    28. カウンセリングをうけてみる
    29. 思い込みに気付く
      1. 不安を書き出し、今の自分を認めてあげる
      2. 第三者としてアドバイスを考えてみる
    30. 視点を変える
        1. イライラするのは、意欲があるから
        2. 悲しみを感じたら、それは愛情があった証拠
        3. 自己嫌悪を感じるのは、成長欲があるから
        4. 他人と比較して落ち込むのは、なりたい自分の姿が見つかったから
        5. 孤独で寂しい…新しい自分に出会うための機会
        6. 『挫折』は、より強くなるチャンス
        7. 仕事が減った…花を咲かせる前の準備期間
        8. 人から批判された…自分に関心を持ってくれている
        9. 相手が思い通りにならない…自分は一歩先を進んでる
        10. 『なんで私だけ忙しいの?』…人気があって評価されている証拠
    31. 自分を責めない
        1. 自分の良いところを書き出してみよう!
        2. 自分の良いところを見つける習慣を作ろう!
        3. 喜びに意識を向けよう!
    32. 短所を短所と決めつけない
        1. 自分の短所を書き出してみよう
        2. 短所を長所に変換できないか考えよう
    33. 自分の欠点を受け入れる
      1. 自分のルールを見つけ緩和させる
      2. 欠点を自己攻撃してしまう理由についても考えてみる
      3. 欠点を長所に置き換える
      4. 自分軸で物事を考える
      5. 「自分を愛する」
    34. 人と分かち合う
  2. 最後に

機嫌よく生きるコツ

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褒め合い、感謝し合う

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家族やパートナー、職場の人たち……。長い時間ともにすごす相手だから、気に障ること、納得いかないこともあるかもしれません。

そんなときは視点を少し変えてみて、相手の好きなところ、褒めたくなるところを見つるよう努めます。

お互いに「褒め合い、感謝し合う」関係性が育まれれば、自然と笑みがこぼれるようになるでしょう。

人を愛し、人からも愛されるように

人間はひとりひとり違う個性をもつからこそ、多様性に富んだ世界が成り立っています。

考え方が違う、信念が異なる。それは当たり前のことです。

嫌悪するのではなく、慈悲の心をもつ。どんな人間も尊い存在だと、人を愛すことで、人からも愛されるようになります。

好きなこと、楽しいことをひとつでも増やす

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やるべきことばかりの毎日で、楽しみを見失っていませんか。

たとえ不本意な仕事や役割であったとしても、そこに何かやりがいを見つける。誰かしらの役に立っていることもあるでしょう。

人生において、好きなこと、楽しいことをひとつでも増やすことは、ほがらかでいることに欠かせない“行動”なのです。

気分を切り替える言葉を使う

あなたは上手に気分を切り替えられていますか。いつまでもネガティブな感情にこだわっていては、ほがらかさとは程遠い場所にしがみついているのと同じです。

上手に気分を切り替える“言葉”を使いましょう。「まあいっか」「まあこんなとこかな」「とりあえず○○しよ」というように、ひとまず棚上げする能力も必要ですよ。

達観し、完璧主義を捨てる

「~するべき」「~ねばならない」といった完璧主義。自分を厳しく律することは美徳でもありますが、心を狭量にすることにもなりかねません。

人生はどこまで行っても「完璧」にはたどり着けないものです。ほどほどに「中途半端」なのが、人間らしさというものでもあります。そうやって達観し、完璧主義を捨てることが、ご機嫌に生きる秘訣なのです。

怒ると人生の貯金が減る、と心得る

思い通りにいかなかったり、自分の信念を貫き通せなかったり。そんなとき、怒りの感情を抱くのは当然の反応です。

ただそこで、感情のおもむくままに怒りの言葉を発したり、態度に表したりしないこと。

これまで積み重ねてきたものをすべて失いかねません。

「怒ると人生の貯金が減る」と心得ておきましょう。
素敵な人のマネをしつつ、自分のよさを磨きましょう。

あの人素敵だな、あんなふうになりたいけれど、自分には無理……。キラキラと輝いている人と比較しては、自分の不遇さに落ち込んでいませんか。

憧れの人が見つかったあなたは、ラッキーなのですよ。その人の素敵なところをマネしつつ、あなただけの魅力を磨く、またとないチャンスなのですから。

心や体の調子がすぐれないときは、自己暗示を

いつもどこか具合が悪かったり、うつうつとした気分から抜け出せなかったり、心や体の調子がすぐれないとき。その調子の悪さに飲み込まれてしまうと、ますます悪化したり、生活に支障が出たりと、いいことはひとつもありません。

そんなときは、自己暗示をかけることです。「今はつらいけど、きっとよくなる!」「ゆううつな気分はこれでおしまい!」というように。
人生はだましだまし、あくせくしない。

パーフェクトな人生なんて、存在しません。そう見える人がいたとしても、人知れず苦労したり努力したりしているのです。

自分にないもの、足りないことばかりにフォーカスするのは、賢明とは言えないですよね。

「人生はだましだまし」だと割り切って、あくせくしないこと。なるようになるものだと、大らかに構えて生きていきましょう。

適度な運動でストレス発散する

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運動はストレスを解消したり、気分を改善したりする効果があります。機嫌良く生きるコツとして、適度な運動を取り入れるとよいでしょう。

運動のメリット

ダイエット効果:体重減少し、痩せます。有酸素運動により脂肪が燃焼します。
        筋トレによって基礎代謝がアップします。
身体の健康効果:【病気の予防】
         ほぼすべての生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質代謝異常、がんなど)
         予防効果があります。免疫力が上がります。(風感染症、がんの予防)
        【寿命が延びる】
         1日20分の運動で4年半寿命が延びます。
        【健康寿命が延びる】
         転倒予防、骨粗しょう症、骨折の予防になります。
         ストレッチで柔軟性がアップし、けがの予防になります。
         寝たきり予防になります。
ストレスの軽減:運動によって身体的な緊張が解消され、ストレスホルモンの分泌が抑制されます。

気分の改善:運動によってエンドルフィンやセロトニンなどの脳内物質が放出され、
      リラックスや気分の改善につながります。

血行の改善:適度な運動によって血行が良くなり、体の調子が整います。

やる気アップ:運動によってドーパミンというやる気ホルモンが生成されます。

疲労解消:運動によってセロトニンやエンドルフィンが安定的に供給され、疲労解消に効果を発揮します。

睡眠改善効果:ぐっすり眠ることができるようになります。睡眠障害の改善が見られ、睡眠薬をやめることができます。

脳の活性化:運動によって頭がよくなります。
      仕事力がアップし、学校の成績が良くなり、脳の老化防止になります。

考え方が前向きになる:考え方や行動が積極的になり、自分に自信がつき、自己肯定感が高まります。

メンタル疾患の予防、治療効果:うつ病、認知症の予防効果があります。
               運動は薬物療法と同程度の改善効果があります。(うつ病)

感情の安定化:セロトニンやドーパミンなどの脳内物質が整うため、
       イライラ、怒りっぽさの解消になります。
      気分が明るくなり、モチベーション、意欲が上がります。

魅力が高まる:【男性の魅力が高まる】
        肉体的にも精神的にもたくましくなります。筋肉質になります。
        男性機能の増強EDの予防になります。
       【女性の魅力が高まる】
        美しくなり、スマートになります。美肌効果がありお肌がつるつるになります。
        インナー、マッスルが鍛えられ、姿勢、立ち姿が美しくなります。
        アンチエイジング効果があります。若さを保つことができます。
        便秘、冷え性、更年期障害の予防、改善ができます。

適した運動

ウォーキング、軽いランニング、サイクリング、ダンス、筋トレ、 ヨガ。
運動は、身体だけでなく心にもよい効果をもたらします。

好きな映画や本を楽しむ

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映画は観る人によって「心の栄養」となるもの。
心の底から笑って楽しめたり、元気をもらえたり、励まされたりするでしょう。辛いときや悲しいとき、主人公の奮闘や温かな物語が支えとなり、人生に大きな影響を与えることも少なくありません。

鑑賞後に前向きでポジティブな気分になれる映画15作品を紹介します。

ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー

エディ・マーフィの出世作『ビバリーヒルズ・コップ』。約30年ぶりのシリーズ最新作として、Netflixで制作されたのが『ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー』です。

難事件を解決してきた名物警官アクセルがふたたびビバリーヒルズを舞台に大活躍。

コメディと迫力あるアクションの絶妙なバランスは健在! ド派手なアクションの連続にスカッと笑えるシーン、そして父親となったアクセルの人情味あふれるエピソードなどなど。

映画の面白さがぎゅっと詰まった『ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー』を見れば、きっと前向きな気持ちになれるはずです

デイ・シフト


Netflix映画『デイ・シフト』は、組合を追放されたヴァンパイアハンターが家族のために危険な“日勤(デイ・シフト)”へと身を投じるアクション映画。

昼はプール清掃、夜は人を襲うヴァンパイアを狩るハンターのバドを、名優ジェイミー・フォックスが演じます。

監督とプロデューサーが“元スタントマン”という異色の作品『デイ・シフト』の売りは、何といっても緊迫のアクションシーン! 

人ならざる怪力と生命力を誇るヴァンパイアのハードなアクションが見どころながら、組合の堅物事務員セスとのバディも小気味よく、合間に挟まれるコメディ描写も楽しめる作品になっています。

Netflix映画『デイ・シフト』は、超本格的なアクションに興奮しつつ、笑って前向きな気持ちになれる作品です。

coda コーダ あいのうた

『Coda コーダ あいのうた』は2022年度の第94回アカデミー賞で、作品賞・助演男優賞・脚色賞の3部門で受賞した作品です。

漁業を営む家族の中で、“通訳”として家業を手伝っていた高校生のルビーはある日、歌の才能を見出されます。

歌手になる夢を抱くルビーと、彼女の歌声が聞こえない家族との衝突。家族と夢の選択を迫られるルビーと、健聴者の娘・ルビーとの違いに悩む家族。それぞれの悩みと葛藤を描きつつ、家族の絆と愛にあふれた終盤の展開は涙なしには観れません。

随所に考えさせるセリフや展開があるものの、見終わったあとは清々しい気持ちになれるのが『Coda コーダ あいのうた』。気持ちが沈んでいる方にはぜひおすすめしたい、元気がもらえて、ポジティブな気持ちになれる作品です。

マスク

『マスク』は、1994年に公開されたジム・キャリー主演のコメディ映画。さえない銀行員のスタンリーが、ある日偶然見つけた“神の力”が宿ったマスクを拾ったことで、緑色の怪人“マスク”に変身!

 “マスク”に変身したことで超人となったスタンリーは、顧客として訪れていたティナにアタックする……というストーリー。

単純明快なストーリーの中にスタンリーの抱えた不安や葛藤を入れつつも、最後は“マスク”のパワーで全て吹き飛ばす! というハッピーな豪快さは、見ていてポジティブになれること間違いなし!

底抜けの明るさがありながら、緩急ついた展開にしつこすぎないギャグ描写、主演から脇役の演技の素晴らしさなどなど、30年経っても色褪せない魅力にあふれたコメディ映画の金字塔といえるでしょう。

ビューティフル・ライフ


2023年にNetflixで独占配信が開始された『ビューティフル・ライフ』。

主人公は、歌の才能を見出され、歌手になるチャンスを掴んだ漁師のエリオット。歌手としての才覚を表し、女性プロデューサー・リリーとの仲を深めるも、過去のできごとをきっかけにリリーとの関係に暗雲が立ち込める……というストーリー。

人生の岐路に立たされたエリオットの選択、リリーとエリオットの2人の愛の行方を、エリオットの透き通った歌声に乗せて描くハートフルな作品です。

心を通わせ、障害を乗り越え絆を深めていく2人の姿に心が暖かくなるでしょう。きれいな歌声が特徴的なエリオット役のクリストファーは、デンマークで活躍している現役のシンガー! 

「王道」ともいえる成功と恋愛を描いたヒューマンドラマ、Netflix映画『ビューティフル・ライフ』。心が沈んだときにそっと背中を押して元気をくれるような作品です。

きっと、うまくいく

2009年公開のインド映画。超天才で自由人なランチョー、動物好きなファルハーン、苦学生のラージューというインド屈指の名門大学で出会った親友3人の友情を、ボリウッド映画ならではのリズミカルなタッチで描きます。

3人の前には点数至上主義の学長・ヴィールーとの対立など、さまざまな壁が立ちはだかりますが、「うまくいく!」を合言葉に乗り越えます。

劇中では卒業した10年後の3人の動向が同時進行し、親友2人で行方不明になったランチョーを探す旅路が描かれます。全力疾走のコメディとヒューマンドラマが同居する『きっと、うまくいく』には、笑いだけでなく若者を追いつめる過酷な受験・就職のプレッシャーなどインド社会が抱える問題提起も随所に散りばめられています。

ランチョー失踪の謎が明らかになる、3時間の上映後には爽やかな感動が胸を打つこと必至です。

イエスマン “YES”は人生のパスワード

関連する画像の詳細をご覧ください。Arcos de transformación para los personajes de tu novela

2008年公開のアメリカ・イギリス合作映画。ネガティブな銀行員のカールは、自身の生き方を変えるため、とあるセミナーに参加。教えに従って、なにごとにも「イエス!」と答えるようにしたところ運気は上昇します。

その一方で、さまざまな騒動に巻き込まれてしまうことに。BBCのラジオディレクターが体験した実話にもとづいて制作された『イエスマン “YES”は人生のパスワード』は、くすっと笑える小ネタの数々や感動系のエピソードを104分という上映時間に凝縮。

コメディでありながら、考えを持たずに「イエス」と言うことへの皮肉やメッセージも盛り込まれています。

ジム・キャリーの多彩な表情でカールの心の機微を表現する演技は見応え充分。ヒロイン役のゾーイ・デシャネルの魅力もあいまって恋愛ドラマとしても楽しめます。

最高の人生の見つけ方

2007年公開のアメリカ映画。ジャック・ニコルソン演じる大富豪・エドワードと、モーガン・フリーマン演じる自動車整備工・カーターの“人生最後の旅”を名監督、ロブ・ライナーがポジティブかつユーモラスに描きます。

同じ病室の2人は、病で余命6カ月と宣告され「棺桶に入るまでにやっておきたいこと」をリスト化。病室を抜け出して世界の名所を見て回ったり、スカイダイビングを楽しんだりする様子にワクワクさせられます。

一方で家族との絆という普遍的なテーマも重要な位置に据えられ、エドワードがカーターの助言で壊れた家族関係を修復する姿には、思わず涙。とはいえ、あえて悲壮感を排した作風は「最期の時まで悔いなく生き抜こう」というメッセージをダイレクトに届け、鑑賞後には清々しい気持ちにさせてくれます。

シング・ストリート 未来へのうた

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2016年公開のアイルランド映画。舞台は1985年のアイルランド・ダブリン。家庭不和の現実から逃れるため、音楽に没頭する少年・コナーの成長が描かれます。

父親の失業により、私立から公立高校への転校を余儀なくされたコナーは、校内でいじめの対象に。ロンドンで流行のポップスが心の拠り所だったコナ-は町で一目惚れしたラフィーナと接点を持つため、ロックバンドを結成。メンバーを集めてオリジナル曲を作り、ロンドン進出を目指します。

不遇の立場にあったコナーが音楽を通じて仲間を増やし、徐々に自信を身につけていく様子に心が熱くなります。ニューウェーブやニューロマンティックなど、劇中で再現される1980年代音楽カルチャーもディテールが細かく、要注目のポイントです。

少林サッカー

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2001年公開の香港映画。チャウ・シンチーが監督・主演を務めた『少林サッカー』は、カンフーとサッカーを融合させた作風が話題となり、世界各国でヒットを記録。八百長に加担したことで選手生命を絶たれた男が、街なかで出会った青年・シンの少林寺拳法を見込んでサッカーを教え、新チームで再起をかける様子を熱く描きました。

シンのチームメイトも、さまざまな体技を駆使する個性的な面々がそろっています。少年誌のバトル漫画を見ているかのような試合シーンは、まさになんでもありな世界。VFXを駆使したド派手な超絶技巧の数々は、サッカーの概念を超越しています。

スピーディーかつ大量に繰り出されるギャグも心地よく、始終勢いを落とさない展開は、難しいことを一切考えずに楽しめること間違いなしです。

グレイテスト・ショーマン

『グレイテスト・ショーマン』は2017年公開のアメリカ映画。19世紀に実在した興行師、P.T.バーナムをヒュー・ジャックマンが演じ、その半生を描写したミュージカル作品です。

やることなすことうまくいかないバーナムは、家族を幸せにするため、「誰も見たことがないグレートなショー」を作ることを計画します。サーカスやオペラ公演を次々と成功させますが、その活躍を快く思わない者もおり、彼の人生は社会や時代に翻弄されてしまいます。

ショーの様子など、豪華なビジュアルが目を引く本作。バーナムの成功、挫折、再起に至る道のりや、彼の周囲の人間模様などストーリーも充実しており、軽快な音楽が物語への没入度を高めています。

非難に打ちのめされ、失敗を重ねても挑戦をあきらめないバーナムの姿勢が見る者の心を奮い立たせるでしょう。

最強のふたり

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『最強のふたり』2011年公開のフランス映画。頚椎損傷で体を動かせなくなってしまった大富豪・フィリップと、彼の介護者となった移民の黒人青年・ドリスの心の交流に焦点を当てたストーリーです。

失業保険を受給するため、不採用狙いでフィリップの介護者になる面接を受けたドリス。ところが遠慮のない物言いが逆にフィリップの興味を引き、採用されることに。当初は初めての介護や気難しいフィリップに苦戦するドリスでした。

ですが障害者と介護者ではなく対等な人間同士として接しているうちに、2人の関係は家族や相棒といえるほどに強い結びつきに発展します。

家族や恋の悩みをドリスによって助けられるフィリップと、彼によって人間的に大きく成長を遂げるドリス。ごく自然な会話の中で紡がれる彼らのやりとりは、心を温かくするだけでなく、立場の違いを越えて理解し合うことの大切さを教えてくれます。

YESデー ~ダメって言っちゃダメな日~


『YESデー ~ダメって言っちゃダメな日~』は2021年公開のアメリカのNetflix映画。3人の子育てに奮闘するアリソンは、彼らのことを思うあまり、何に対しても「NO!」と言ってしまうことが多くなり、家庭内にはギクシャクした空気が充満します。

とあるきっかけで24時間、子どもの要求にすべて「YES!」で応える「YESデー」の存在を知ったアリソンは、家族関係改善のため、自分たちでも挑戦することを決意。こうして始まったYESデーをアリソンと夫のカルロスも童心に返って楽しみますが、子どもたちの要求に応える中でトラブルも発生し、事態は不穏な状況を迎えてしまいます。

作中では「アイスの早食い」「水風船バトル」など、さまざまなイベントが展開され、子どもたち以上にYESデーを楽しむアリソンの姿が印象的です。クライマックスでは、対立を経て絆を深める家族の姿に、思わずほろっとさせられます。

目指せメタルロード

目指せメタルロード


『目指せメタルロード』は2022年公開のアメリカのNetflix映画。内気な高校生のケビンは、親友のハンターとヘヴィメタルバンドを結成し、学内コンテストでの優勝を目指します。

ですが、バンドはベーシスト探しに難航。そこでケビンは、チェロの名手である女子生徒のエミリーを勧誘し、異色のメタルバンド「スカルフラワー」のメンバーが揃います。

順調に進むかと思われたバンド活動でしたが、一筋縄ではいかないトラブルにより、スカルフラワーはコンテスト参加が危ぶまれる状態に。メタルを通して成長するケビンや仲間たちの姿は、激しい音楽性とは対照的に青春物語としての爽やかな感動を届けてくれます。

音楽監修をRAGE AGINST THE MACHINEのトム・モレロが担当し、劇中で使用されている名曲の数々にメタルファンなら思わずニヤリとさせられるでしょう。

ホーム・チーム

ホーム・チーム


『ホーム・チーム』は2022年公開のアメリカのNetflix映画。アメリカンフットボールのプロリーグ・NFLの名門チームでコーチを務めていたショーンは、スキャンダルが原因で1年間の活動停止処分を課せられます。

謹慎中、元妻と息子・コナーが暮らしているテキサスを訪れたショーンは、失った親子の絆を取り戻すべく、コナーが所属するアメフトチーム「ウォリアーズ」のコーチを引き受けることに。

ショーンの指導で力をつけ、再興したウォリアーズは、テキサス代表を決める大会での優勝をめざし、奮闘を重ねていきます。

実話を元に制作された本作は、アメフトのルールを知らなくても楽しめるつくりになっており、くすっと笑える小ネタも満載。

恋愛要素などはありませんが、息子やチームのために粉骨するショーンの姿や「勝つことよりも大切なものがある」というメッセージからは、誇り高いスポーツマンシップを学ぶことができますよ。

心を潤し、前向きな気持ちにさせてくれる映画作品は、悩み多き社会や時代の中で、笑いや安堵のひとときを届けてくれます。くわえて、生きるうえでのヒントを与えてくれることさえもあるのです。人生の中で壁にぶち当たったときは、そんな映画の物語に心を寄せることも心を前向きにさせる一つの方法でしょう。

美味しいものを食べる

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美味しい食事をとると、私たちの脳は「ドーパミン」という化学物質を放出します。

ドーパミンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、私たちに喜びや報酬感を感じさせます。 この化学反応は、食事が楽しいだけでなく、私たちの気分を高揚させ、一時的にストレスを軽減します。

美味しい物を食べると、満足感から心が安定し、ストレスの緩和に繋がる場合があります。 美味しい物を食べたときには、脳内に「幸せホルモン」と言われているセロトニンが分泌され、精神の安定に作用します。

幸福度を上げる食べ物は?


サクサクとした歯ごたえのよい食品や、アボカド、マンゴー、ブルーベリー、イチジクといった抗酸化物質の豊富な食材は、ストレスの予防・軽減の効果があることが証明されています。

野菜のような緑色の食材は、心を落ち着かせる効果があります。

また、バナナのような黄色の食材は幸福を連想させる効果があります。

美味しいスイーツを食べる

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甘いものには、幸せな気持ちを感じるホルモン「β-エンドルフィン」の分泌を促す効果があります。

食べるだけで幸せな気持ちで満たされるのは、このホルモンのおかげ。

いつもは我慢しているスイーツでも、気分が落ち込んだりイライラしたりしている日は自分に許可を出してあげましょう!

十分な睡眠をとる

質の良い睡眠をとることで、心身が休まり、機嫌良く生きることができます。

睡眠と機嫌の関係


睡眠によってストレスホルモンのコルチゾールが適正化され、イライラや憂うつ感が軽減します。

睡眠によって脳の疲労が回復し、集中力や記憶力、思考力が維持・調整されます。

睡眠によって心の安定やポジティブな気持ちを維持するための基盤が整います。

質の良い睡眠を取る方法

規則正しい生活を心がける
就寝前の2~3時間前に40度以下で20~30分ゆったりと入浴する
就寝前のカフェイン・アルコールを避ける
寝床は眠る専用の場所にする
就寝時はできるだけ暗くする
起床後に朝日を浴びる
日中にできるだけ日光を浴びる

香りでリラックスする

気分が落ち込んだり、乱されたりしているときは、香りから癒しをもらうのもいい方法です。

香水やルームフレグランス、アロマなど、さまざまな香りアイテムがありますが、お花を飾ってみるのがおすすめです。

花は見た目も華やかで元気が出ますし「花を買う」といういつもとは違う非日常感にワクワクしてテンションが上がるでしょう。

リラックス効果のある香りは、ラベンダーやオレンジスイート、サンダルウッド、ヒノキ、ローズ、カモミール、ゼラニウムなどです。これらの香りを嗅ぐと、副交感神経が優位になり、気持ちが落ち着いてリラックスできます。

リラックス効果のある香りの特徴

フローラル系:ラベンダー、ローズ、イランイランなど
ウッディ系:ヒノキ、サンダルウッドなど
シトラス系:オレンジスイート、ブラッドオレンジなど

【リラックス効果のある香りの成分】
リナロール:フローラル系の香りに含まれる成分で、鎮静作用があります
酢酸リナリル:フローラル系の香りに含まれる成分で、鎮静作用があります

香りは脳に直接作用し、感情や記憶を呼び起こす「プルースト効果」があります。好きな香りを嗅ぐことで心地よい気分になり、緊張感も軽減できるでしょう。

やってみたかったことをやる

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楽しいと思えることをやるなら幸福度の高い日々を過ごせます。

やりたいことは、自分の欲求や欲望と直結するものです。欲求や欲望を満たすことで満足感や達成感が得られ、人間は幸せを感じます。

行きたい場所に行ったり、食べたいものを食べたり、恋愛なら付き合いたい人と付き合えたらとても幸せなはずです。

やりたいことを我慢せずにやれば、日々の生活を楽しいと感じるメリットがあるのは間違いありません。

やりたいことをすると、 好きなことが出来ているため、ストレスが溜まりにくいというメリットがあります。

好きなことをやるのは、自分の欲求を満たすことと同じです。だから、やりたいことができないと欲求不満になってストレスが溜まってしまいます。

やりたいことがやれないと精神の不自由さを感じるので、人生が窮屈で嫌なものになるのも無理のないことです。その逆に、好きなことができれば十分にストレスを発散できるので、もっと楽しい日々を過ごせるでしょう。

やりたいことをやることは、自分らしく自由に生きている幸せな人生を送ることにつながります。

やりたいことを実現するには、自分にとっての優先順位を決め、スケジュールを立て、コツコツと取り組むことが大切です。

やりたいことを実現するための方法としては、次のようなものがあります。

やりたいことをリストにして可視化することで、モチベーションを高める
優先順位をつける
目標を具体化する
スケジュールを立てる
マルチタスクを避ける
小さく始める
自分に合ったペースを見つける
定期的に見直す

やりたいことを実現することで、やりがいを感じ、満足感や充実感を得ることができます。

趣味を持つ

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趣味を楽しむとは、自分の生活を楽しみ、その行為を楽しむことです。

趣味には、心身ともに良い影響を与え、健康寿命を延ばす効果が期待できます。

趣味を楽しむには、自分の好みを明確にして、興味を持ったものから試してみましょう。

趣味を楽しむことで得られる効果には、次のようなものがあります。

身体的活動量が増え、筋骨格能力や神経回路網が強化される
認知症の発症が低くなる
心が豊かになり、仕事やプライベートにも良い影響を与える

趣味の例としては、次のようなものがあります。

料理、映画鑑賞、読書、音楽鑑賞、散歩、ヨガ、書道、園芸、手芸、 囲碁・将棋。

好きな人と一緒にいる

心が満たされる相手とは、頼れる人、本音を話せる人、共通点がある人など、様々なタイプが考えられます。

頼れる人

相手を頼れる人、頼み事ができる人は、男性に癒しの効果をもたらすと言われています。
頼られた男性は女性から自信をもらえ、前向きな気持ちや活力につながります。

本音を話せる人

本音を話せる相手を見つけることで、心が満たされない状態から抜け出すことができます。

共通点がある人

心を閉ざし気味の人でも、自分といくつも共通点がある人に対しては親しみを感じやすいものです。
出身地や趣味など、共通の話題を見つけて積極的にコミュニケーションをとっていきましょう。

また、人生を楽しんでいる人と出逢うことも、心が満たされるきっかけとなります。

辛い出来事の中にあるメリットを考える

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心に大きな傷を負うほどつらい経験をした後には、不安や緊張が続いたり眠れなくなったりする「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」が起きることがあります。

その一方で、逆境を乗り越えた後に大きく成長する人たちもいます。

心に大きなダメージを受けた後、それを乗り越えた人の70%が、何らかのポジティブな心理的成長を遂げているとわかっています。

人生に深く感謝するようになった。
人生の新しい可能性を認識するようになった。
より満足できる人間関係を持つようになった。
より豊かでスピリチュアルな人生を送るようになった。
自分よりも優れたものと繋がりを持つようになった。
自分の強さを認識するようになった

心理的成長には様々な変化が含まれます。

心に傷を負った後、他人により共感したり、利他的になったり、他人のために行動するようになったりすることは珍しくない、と心理学者たちは指摘します。

心に受けたダメージを乗り越えると、自分が強い人間であると感じるようになります。今までなかった強さと知恵を持っていることに気付きます。内なる自分に、より正直になり、本当に求めていた生き方が見えてくるかもしれません。

そして創造的な成長ます。
何かを失ったことで、手に入れられるものがます。創造性です。

「逆境を経験すると、信念や人生の優先事項を変えざるを得なくなる。それが習慣化した考え方を打ち破り、創造性を向上させる」とPTGと創造性に関する研究をしているハーバード大学医学部マクリーン病院の心理学者マリー・フォーゲアドは説明しています。

「当たり前に思っていたことを見つめ直し、新しいやり方を考えねばならなくなります。逆境のインパクトがあまりに大きいので、それがなければ考えもしなかったような疑問が浮かんでくるのです」とフォーゲアドは述べています。

また、創造性は、つらい経験に対処するための方法にもなり得えます。

不幸な出来事を経験すると、これまで信じてきたことを疑問視するようになります。それがこれまでにない発想に結びつきます。新たに創造的な活動に興味を持つようになる人もいるでしょう。

心に傷を負うほどつらい経験をした後に生まれる創造性は、人生を再構築するための助けになります。そして成長をもたらすのです。

「今の試練を乗り越える過程で得られるメリットは何か?」
と考えることができます。

メリットー。それは、往々にして、自分の「アンバランス」な部分の、バランスが取れるようになる形でやってきます。

そこに気づかないと、自分にとってのメリットを見ることができません。

アンバランスがバランスを取るようになる、とは、例えば、

人の気持ちがわからない人は、わかるようになる。
自分が常に正しいと思っている傲慢な人は、謙虚になる。
逆に、謙虚すぎる人は、自分に自信を持つようになる。
自分を犠牲にし過ぎる人は、自分のことを尊重するようになる

このような「アンバランス」、「行き過ぎ」な部分をちょうど良いバランスの位置に戻してくれるような出来事ー。それが、私たちが経験する「辛いこと」=「試練」です。

それは、どんなバランスを自分にもたらしてくれるのでのでしょうか?

そこのバランスが取れると、今の自分の次元を超えて、別の次元に成長することになります。

それが、本人にとっても、周りにとっても、あたかも別の人間になったように感じるので、しばしば、経験者はそれを「脱皮」と形容します。

ただ、悲しい哉、私たちは、それを経験している最中は、このように俯瞰はできないので、辛いことに出会うと、不運だった、との認識だけで終わってしまいます。

そして、「辛かったけど、〜を学んだから良かった」と、本当は納得などしていないのに、「学び」を得たことを持って、良しとしてしまうのです。

これは、ネガティブな出来事を、自分の中で無理やりポジティブに取っているだけで、心の中にある、その出来事に対する「不運感」は、全く変わっていません。

この出来事を経験することによって、「何かを学んだ」のではなく「脱皮ができた」。そこが見えると、その出来事に、自然と感謝の気持ちが湧いてきます。

すると、その出来事をもはや「不運な出来事」とは取っていない自分に気づきます。

これができると、「ポジティブな出来事にだけ感謝して、ネガティブな出来事には頑張って耐える」人生から、ネガティブな出来事にも感謝ができる人生に変わります。さらには、ネガティブな出来事を自分にもたらした張本人にさえも、感謝の気持ちが湧いてきます。

これは、「嫌な出来事だったけど、これを学んだから良かったんだ」と無理やりネガティブをポジティブに転換することとは異なります。

何しろ、自分に脱皮をもたらした出来事なのですから、それとの出会いに心の底から感謝ができます。

今の自分がネガティブと認識したことにも今すぐ感謝できる、その世界は、ポジティブにだけ感謝する人生より、とってもラクチンな世界。

それは、ネガティブを無理やりポジティブと思うようにすることとは違います。ネガティブでいいんです。ネガティブに取った上で、そのネガティブが「ネガティブという役割」を通じて自分の脱皮にどう役立つかを見るようにするのです。

一つずつバランスが取れていくその先には、どんな人生が待っているのか?

そうして感謝できることを、本当に感謝をして毎日数えていると、明日も、明後日も、感謝できることがやってきます。感謝できることで溢れた人生になります。ネガティブがなくなるわけではありません。それをひっくるめて、感謝できるようになります。

感謝しているときの心の状態は、オープンでニュートラル、自分の中にある神性 ー それは、誰に向けたものというわけではなく、ただただ「全てのものをあるがままに受け入れ、全てのものに対して愛を持って接することのできる状態」 ー が覚醒します。

万物に対する愛と感謝に溢れた状態です。その愛を、他者に対して送れるようになるばかりでなく、自分自身も受け取れるようになります。愛と感謝は、感情ではなく、バランスが取れたニュートラルな時の心の状態なのです。

その状態にある時、私たちは、最高の自分を発揮することができます。最高の自分を発揮するためのチャンスを呼び込むインスピレーションが湧くようになります。自分が本当に大切に思っていること、価値を感じていること ー最高の価値観ー に満たされた人生になります。

毎瞬を自分の最高の価値観に生きるとき、私たちは、幸せです。

感謝の心を持った人は、そうでない人より、より祝福と充実感で満たされた人生になります。
感謝日記を毎日つけましょう。これが、あなたの物の見方・捉え方、そして行動をどんなに変化させるか、あなたはびっくりすることでしょう。

ポジティブにもネガティブにも感謝ができると、感謝できることが2倍になります。

2倍の感謝日記をつけると、人生は本当に様変わりします。信じて行動したもの勝ちです。

物事には必ず両面があることを心に留めておく

混沌としているこの世の中で嬉しいことよりも悲しいことにふれる機会が増えています。
この状況で気分が落ちこみ気味になってしまっている方もいるのではないでしょうか?

湧きあがってくる感情も大切ですが、感情ばかりに目をむけていてはいけません。
感情だけを見ていると、目の前の出来事が与えてくれる本当の意味を捉えることは難しくなってしまうでしょう。

混沌とする世の中の出来事に対して恐怖や感情にのまれることなく冷静かつ柔軟に対応し、物事の本質を見極めることが大切です。

今、与えられたこの状況を、困難という人もいれば、チャンスだという人もいます。
この双方の違いはどんなものがあるのでしょうか? また、出来事を好転させていくためにはどうしたらいいのでしょうか?

「陰陽論」とは東洋医学の根本をなす理論で、あらゆるものは「陰」と「陽」という性質に分けることができます。

2つの性質が対立したり制約しあうことよってバランスをとることができ、お互いが影響しあうことによって物事がまじわり、状況に変化をもたらしていくことができるのです。

たとえば「裏・表」、「光・闇」、「嬉しい・悲しい」など私たちの身近にある様々ななものが大きく2つの性質に分けることができます。

このように物事は最低2つの見方をすることができるのです。この考え方は身体の治療やさまざまな思想のもとになっており、今日まで語り継がれている伝統的な考え方です。

仕事でも生活でも、裏面にも目を向けよう

私はいつも目の前の出来事と向きあうときは「もう一方の性質に目を向ける」ということを意識しています。

どうしてそのようなことを言ったのか?
なぜそのように言う必要があったのか?
本当はなにを求めていたのか?
言葉や行動の裏にはどのような意図があったのか

これらのことを想像することで、表面的なものだけではなく隠された裏側の背景を知ることでができます。

そしてそれが、どのような思考で動いているのかということを深く知ることに繋がっていくのです。

すべての物事は対極な性質が備わっています。

そのことを常日頃から念頭において日々の出来事に向きあっていると一時の感情で安易に決めつけることなく、物事に対して常に問いをもって向きあうことができるようになります。

多面的な視点で世界をみる

すべての物事の性質は二面性で見ることができるというお話をしました。
ですが、世界はさまざまな要素が複雑にからみあってできており、一見シンプルに見えるものも決して単純にできているものではありません。

たとえばサイコロの目ように表の目を向いているときは下に裏の目があります。さらにそのまわりにも面があることでサイコロという形がつくられています。
つまり物事の性質は二面性があり、存在は多面的であるということです。

多面的な存在であることを受け入れる

私たちの生きる「世界」という大きなものをとらえるときは広い視野で多面的な解釈をする必要があるのです。

世界の複雑さゆえに私たちは悩んだり迷ったり苦しんだりすることもあります。
ですが物事の性質は二面性で、存在は多面的であるという考えを頭にいれておくことで、出来事の一面だけみて感情を荒げることが減っていくはずです。

本質を見極めることは豊かさを受け取ること

私たちの生きている世界はさまざまな感情や現象に溢れていてとても豊かなものです。
その豊かさゆえにどうすればいいのか戸惑ってしまうこともありますが、どんな状況でも柔軟な視点をもって接していくことが大切です。

小さな気づきを受けとれるようになると、あなたの生きる世界は優しさに溢れていたということに気づくことができ、人生を幸福に生きることに繋がっていくのだと思います。
小さな気付きで、あなたの人生を幸福にしていきましょう。

今この混沌としている世の中では起こっている出来事を新しい視点で見ていく必要があるのだと思います。

ある人にとっては喜びからさらなる喜びを見つける視点を、
ある人にとっては悲しみをしっかり受けとめていく視点かもしれません。

たとえどんなに困難な状況でも解決策はあり、苦しみはかならず終わっていきます。
どんな状況にもかならず希望はあります。

出来事の二面性を捉え多面的に見ることができたとき、私たちはもう一方の世界への可能性に気づくことができます。

そして、世界に対して優しい視点で接することができるようになるのです。
改めて、今のこの状況だからこそ、「水」のように柔軟に対応できる視点を持つことが大切だと思っています。

「水」のように流れに身をまかせ、性質を変え、あるときは在り方を変えていく…というような柔軟に物事に対応していく力がいまこの混沌としている世の中を生きていくために必要な力なのだと思います。

きっとすこし視点を変えるだけであなたの今見えている世界が優しく変わっていき、新しい自分や素敵なご縁に出会うきっかけになってくれるはずです。

自分の思い込みをチェックする

私たちの日常の中にあふれているアンコンシャス・バイアス

アンコンシャス・バイアスとは、日本語では「無意識の思い込み」「無意識の偏見」「無意識の偏ったものの見方」など、さまざまな言葉で表現されている概念です。

相手にとって良かれと思ってやったことなのに裏目に出てしまったり、そんなつもりは全くなかったのに傷つけてしまったりした経験はありませんか?

理由はとてもシンプルです。それはあなたと相手との間に、「解釈のズレ」が生まれてしまったから。解釈のズレが相手の中に不快な感情を生み、結果として人や組織に大きな影響を与えてしまうのです。

アンコンシャス・バイアスは誰にでもあります

たとえば日頃、次のようなことはありませんか?

血液型で性格を想像してしまう

出身地でお酒が強いかどうかを想像することがある

「単身赴任中」と聞くと父親が単身赴任中だと思う(=母親を思い浮かべない)

「普通はxxxだ」「たいていxxxだ」という言葉を使うことがある

実はこれらすべてがアンコンシャス・バイアスに影響を受けてのことなのです。

ただ、アンコンシャス・バイアスは誰にでもありますし、それ自体は問題ありません。問題は自分のアンコンシャス・バイアスに気づこうとしないことにあるのです。

その正体はずばり、「自己防衛心」です。これは、脳がストレスを回避するために、 「私は正しい」「私は悪くない」といったように、自分にとって都合のよい解釈をしてしまうことから生まれています。

【人は無意識に決めつけたり押しつけたりしている】

アンコンシャス・バイアスは無意識であるため、なかなか自分では気づきにくいものですが、「決めつけ」や「押しつけ」の言動となってあらわれます。

自分の都合を優先したり、自分の要望を叶えようとしたりするときに、人は知らず知らずのうちに、つい「決めつけ」や「押しつけ」といった言動をとってしまうのです。

たとえば職場でこう思うことはありませんか?

「難しいことは言ってないと思うんだけど?」

「まさか、こんなことも知らないの?」

「普通に考えたら・・・」

「そんなはずはない」 

「これくらいできて当然」

ここでたくさんのチェックがついても全く問題ありません。
こうした言動に「気づくかどうか」「気づこうとする意識があるかどうか」が何より大切だからです。

一つも当てはまらない人もいるかもしれません。 そういった人は、ぜひ「自分には別の思い込みがあるかもしれないなぁ」と考えてみたり、「職場の同僚や上司、家族や友人にこういった思い込みを持っている人がいるかもしれない」と自分自身に問い続けてほしいと思います。


「私は大丈夫」、「私は関係ない」と思ってしまったらそこで終わりです。一人ひとり、その時々に向き合うことが大切です。自分の価値観からいったん離れて、相手の価値観に歩み寄ってみましょう。

自己肯定感を高める

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自己肯定感とは

良い面も悪い面も含めて「自己」は成り立っています。「自信を持つこと」だけが「自己を肯定すること」ではありません。失敗体験を含めた「あらゆる面を持つ自分をまるっと肯定する感覚」が「自己肯定感」なのです。

高める3つのポイント

自己肯定感はこのように非常に広い概念ですが、高めるにはいくつかのポイントがあります。

①自己効力感
②自己受容
③温かいコミュニケーション

以下それぞれの項目について、代表的な改善策を複数提案させて頂きます。ご自身の状況に合いそうな方法を組み合わせて取り組んでみてください。

自己効力感を高めよう

自己効力感は「自分にもできる!うまくやれる!」という感覚を意味します。自信の源ともいえる感覚で、自己肯定感の土台となります。

まずは、以下にあてはまる方かチェックしてみてください。

何をやってもうまくいかない感じがある
行動してもどうせ失敗すると思う
今まで挑戦してこなかった
結果が出なかったことが多い

いかがでしょうか。これらの項目に対して「よくある」と感じる方は、自己効力感が不足している可能性があります。以下に自己効力感を向上させる方法を提案しています。参考にしてみてください。

活動的にチャレンジする

自己効力感は、何かにチャレンジをして結果を出していくことで得られるものです。もちろん過度の目標設定はNGですが、自分の生活を豊かにするような前向きな目標を持ち、行動していくようにしましょう。

小さな目標を達成する

自信をつける上で大事なことは、目標を小さく分解して、スモールステップを作ることです。例えば、大型資格を取りたいという目標があったら、

まずは教材を買う
教材を3ページペースで進める
教材を5ページペースで進める

という形で、達成しやすい簡単な目標から1つ1つこなしていくのです。このような小さな目標にすると、「自分にもできる!」という感覚が芽生え、前向きな気持ちになっていきます。

スモールステップの作り方については、以下のコラムの中盤で詳しく解説しています。興味がある方は参照ください。

自分の成長を確認する

皆さんは日々、自分が成長した点を確認しているでしょうか。

たとえば、私(川島)が好きなプロゲーマーの梅原大吾さんは、1日1つ強くなるというテーマに練習をしているそうです。これはとても、自己肯定感を高めることができます。

一日1つと思うと小さく感じるかもしれません。しかし、1年なら365個、10年なら3650個です。長い目で考えるとすごい数になります。この1つ1つの成長が自信の源です。

自分ができたことを毎日、考える時間を持つようにしましょう。

自分を受け入れる,自己受容

自己受容とは、失敗・短所・過去の過ちも含め、自分を受け入れる感覚です。自己肯定感はマイナス面をしっかり認めていくことも大事になります。

まずは以下にあてはまる方かチェックしてみてください。

過去の自分を消し去りたいと思う
学歴や家柄を受け入れられない
自分の容姿が嫌いである
自分を好きになれない

いかがでしょうか。これらの項目がよくあると感じる方は、自己受容が不足していると予測できます。以下に自己受容をするコツを提案しています。参考にしてみてください。

身の丈にあった理想を

アメリカの心理学者ロジャーズ (Rogers, C.R.)(1959)[4]は、人格の受容と成長を重視した「来談者中心療法(パーソン・センタード・セラピー;person-centered therapy)」を確立した人物です。

ロジャーズは、自己には「理想」と「現実」があるとしています。多くの人は、自分の理想と現実とのギャップに悩んでいます。

もっと頭が良ければよかったのに・・・
自分にも才能があればよかったのに・・・
コミュ力の高い人間になりたいのに・・・

この問題を解決していくには、時には自分自身としっかり向き合い、理想を修正し、現実の自分を受け入れていく作業が必要となります。

過去を未来に活かす

自己肯定感の「自己」には

能力的にできないことがあった
いじめを受けた
暴言を言われた
誰かを傷つけてしまった
罪を犯してしまった

これらも含みます。自己受容をするには、過去の嫌な記憶も含め、「辛い過去があったからこそ今の自分がある」と捉える必要があります。

自己肯定感を高める自己受容

この時、過去の嫌な出来事を、人生の糧にするというやり方もあります。

例えば、いじめを受けなければよかったというお悩み…これは本当にもっともです。ですが、それだけでは、自分自身を肯定することは難しいでしょう。

大事なことは、失敗やマイナスの体験を、前向きな行動に変えていくことです。

例えば、ある方は、いじめを受けた体験をバネにして、いじめを世の中からなくそう考え、いじめの防止に関する動画配信をしています(いじめ撲滅委員会)。このように過去の自分の嫌な記憶を自分の活動のエネルギーに変えることも立派な自己受容の1つとなります。

温かいコミュニケーション

自己肯定感は温かいコミュニケーションと深い関係があります。心理学の研究では、家庭環境、友人関係、恋愛関係が充実している人の方が自己肯定感が高いことが分かっています。

温かいコミュニケーションについて、以下にあてはまる方かチェックしてみてください。

気軽に雑談できる友人がいない
自分を助けてくれる人が少ない
休日を孤独に過ごすことが多い
いままで愛されてこなかったと感じる

いかがでしょうか。これらの項目について当てはまると感じる方は、温かいコミュニケーションが不足していると予測できます。以下に改善策を方法を提案しています。参考にしてみてください。

感謝を言葉にする

心理学の世界では、感謝をすることについて、いろいろな研究が行われています。いずれの研究においても、感謝することはプラス効果につながることが分かっています。

いただきます
ありがとう
助かったよ

これらのワードを口癖にして、人に感謝することを習慣にしましょう。自然と相手の笑顔も増えて、自分自身の自己肯定感を高まると思います。

研究紹介‐自己肯定感と感謝

自己肯定感を高める感謝する気持ち
他人を肯定する

自己肯定感を高めるには、自分だけでなく、人を肯定すると効果的です。心理学の研究は、人を好きになる人ほど、自己肯定感が高い傾向があり、人を嫌いになりやすい人ほど、自己肯定感が低いことがわかっています。

心理学の世界には「返報性」という言葉があります。あなたが誰かを好きになると、同時にあなたも好かれやすくなり、関係性はより良くなり、結果的に自己肯定感もあがっていくのです。

誰かを嫌いになるより、誰かを好きになる。そんな世界観を育て行きましょう。

温かいコミュニティに所属する

心理学の研究では、人に受けいられてもらった経験は、自己肯定感に極めて重要であることが分かってます。

もしあなたが所属しているコミュニティが殺伐としていて、蹴落としあうような環境にある場合、自己肯定感は向上しにくいです。

大事なことは、多様性を認める、懐の深いコミュニティ、助け合いの精神がある集団に、1つは所属しておくことです。

お互いを励ましあい、認め合うような体験は、きっとあなたの自己肯定感を育ててくれるはずです。

過去ではなく現在に目を向ける

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過去の失敗経験ではなく、現在に目を向けてみましょう。今までのさまざまな経験を経て現在の自分があります。

まずは今の自分をありのまま見つめることが大切です。

毎日良かったことの日記をつける

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日々の生活の中でちょっとした良かったことを探してみて、日記につけてみましょう。

例えば、電話の応対がスムーズだった、英語の発音がうまくいった、髪型をほめられたなど、何でも良いです。

自分を褒める心の声

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ふとした瞬間に自分を責めるような心の声が聞こえてくる方は、積極的に褒めるような心の声に変えてみてください。

何か失敗してしまったときに、「ああ、また失敗した」と聞こえたあとに、「ま、でもうまく出来た部分もあるな」など、褒める心の声を後から追加してみましょう。

すごく小さな目標を設定して実行してみる

目標を設定して実行してみるのもひとつです。ポイントはすごく小さな目標です。

「隣の席のひとに、少しだけ大きな声で挨拶する」

「ひと駅手前で降りて歩いて帰る」

など、実現可能な目標です。うまくいったら先ほどの日記に書くネタにもなります。

自分を元気付ける言葉をいくつか考える

自分自身を元気付けるような言葉を考えておき、何かにチャレンジするときや、失敗してしまったときに思い出してみましょう。

「為せば成る」など、名言や自分のオリジナルの言葉など、いくつか用意します。

理想の自分になりきって行動してみる

まず、理想のなりたい自分を想像してみます。

そして、理想の自分だったらどんな事を話し、どんな行動するのか、理想の自分になりきってみます。

もし、うまくできなくても、あくまで演じてみることなので気にする必要はないです。少しずつ演じてみることで、理想の自分に近づけます。

友人や家族同士で良いところ探し

自分ではなかなか良いところを見つけるのが難しいかもしれません。

そんなときは友人や家族と一緒にお互いの良いところを探してみましょう。

自分でネガティブに思ってたものや、意外なものが良いところとして見つかるかもしれません。

ネガティブな側面を別の言葉で置き換えてみる

自分のあまり好きになれないネガティブな側面があると思います。

例えば、「マイペース」なら「人に流されない」だったり、「優柔不断」なら「柔軟な考えを持てる」だったり。別の言葉で置き換えるだけで、自分の特徴の新たな側面が見えてきます。

マインドフルネス

マインドフルネスは現在の自分に注意を向け、ありのままに気づき、ありのまま受け入れるものです。

マインドフルネスを学ぶことで自己肯定感がアップします。

カウンセリングをうけてみる

カウンセラーと相談をして、自己肯定感がアップすることを目標にカウンセリングを受けることができます。

自分に合った方法のカウンセリングを受けることで、より自己肯定感が上がりやすくなります。

自己肯定感を高める方法はたくさんあります。

そして、自己肯定感はすぐに高まるものではなく、日々の積み重ねで少しずつ高まっていくものです。

思い込みに気付く

自己肯定感が低い人は、「〇〇しなくてはいけない」「〇〇しないと嫌われる」といったようなネガティブな思い込みを持っている人が多くいます。

例えば、人に迷惑をかけてはいけない、失敗してはいけない、目立ってはいけない、弱音を吐いてはいけない、などです。

たいていは、育った環境や過去に親や先生に言われたこと、経験したことなどが影響しています。
思い込みは、最終的には手放すことが理想ですが、ファーストステップとしては「思い込みであることに気付く」ことが大事です。

自分では当たり前のものになっていて気付かないことが多いので、これまでの自分の行動を振り返り、どのような基準で物事を判断してきたかを考えてみてください。

そこに「〇〇しなくてはいけないから」といった言葉が出てくるようであれば、それが自身を縛っている思い込みである可能性があります。

自己肯定感を高める方法

自己肯定感を高めていくために、ぜひ日常的に取り入れていほしいことを2つほどご紹介します。

不安を書き出し、今の自分を認めてあげる

まずは、「今、何が不安なのか?」「どんな点で自信がないのか?」を書き出してみることをおすすめします。

紙に書き出すことで、自分が抱えているぼんやりとした不安を、頭からいったん取り出し、「あぁ、自分は今こんな状態なのか」と外から眺めることができます。

また、自己肯定感が低いが故に、必要以上に悩んでしまっていた場合、それを書き出してみると、「これって、自分をただ過小評価しているだけでは?」とふと現実的な見方ができることがあります。

また、不安や悩みを見つめることで、自分を認めてあげるきっかけをつかむこともできます。
例えば、以前の自分なら持っていなかったであろう不安や悩みの場合、「一年前だったら、もっと小さなことで悩んでただろうに。自分も成長したな。結構頑張ってるじゃん」と今の自分を認めてあげることができます。

逆に、依然とあまり変わらない悩みだったら「これを解決しようとしている時点で、今までの自分からはすでに一皮むけているじゃん」といったように視点を変えることで前向き捉えられるかもしれません。

いったん自分を認めてあげると、少しずつ前向きに次のアクションを考える姿勢を持つことができるようになります。

第三者としてアドバイスを考えてみる

不安を書き出しても、考え方を変えることができない…。
そんなときは、立場を変えて「第三者としてのアドバイス」を考えてみる方法がおすすめです。

親しい友人が、自分と同じくらい自己肯定感が低く、同じ不安や悩みを抱えていると仮定しましょう。
そして、「自分は、彼/彼女にどんなアドバイスをするか?」を想像することで、考え方を変えるヒントを得られるかもしれません。

こうすることで、客観的に状況を見つめることができるようになります。
例えば、「どれだけ頑張っても上司が認めてくれない。いつもダメ出しばかり。もう自分なんて必要ないんじゃないかと思う」と感じている場合。
それと全く同じ悩みを、友人に相談されたと想像してみてください。

すると、「なぜここまでネガティブに考えているんだろう」と疑問に思うかもしれません。
つまり、この友人は現実を正しく捉えないまま、不必要にネガティブになっているのでは、と感じます。

そして、同じ悩みを持っている自分も、この友人と同じような状態になっていたんだ、ということに気付けるかもしれません。

「アドバイスをする側」になれば、当事者よりも一歩引いて課題を眺めることができます。
そのため、ぜひそのように一歩引いた立場で「どう考えを変えられそうか」を想像してみてください。

「その上司のスタイルかもよ?あなただけでなく、ほかの人に対してもそのように接してるかも」「この間、〇〇さんがあなたのこと褒めてたよ」そんな声掛けが頭の中に浮かんできたら、それをそのまま「自分宛のアドバイス」として受け取ってみましょう。

別の角度から現状を眺めることで、次のアクションにつながる糸口が見つかるかもしれません。

視点を変える

イライラするのは、意欲があるから

例えば、私が朝の通勤で車の渋滞に遭うことがあります。
特に冬に雪が降ったときは、思わぬ時間がかかり、早く着いてお客様を迎えるために除雪作業をしたいのに…とイライラしてしまいます。

でも、よく考えてみると、イライラするのは行った先でやりたいことがあるからです。やりたいこと(意欲)があり、お客様をちゃんとお迎えしたいという優しい気持ちがあるからこそ、イライラするんですね。

そう思うと、そんな自分って素敵だなと自分を褒めることができます。
そして、仕事があるってありがたいなぁ~と考えると、ホッと心が温かくなります。

イライラを感じたら、心の奥底にある意欲(自分が大事にしていること)に、目を向けてみてください。

悲しみを感じたら、それは愛情があった証拠

大切な人やペットと死別したり、遠くに離れてしまったりすると、心が痛み、とても悲しく感じます。
私も好きだった人が亡くなったときは、すごく悲しくて、大泣きしてしまうことがありました。

でも、その悲しみは、その人のことを愛していた、大好きだったからこそ感じるものです。
愛していたということは、その人と一緒に過ごした時間に、たくさんの良い思い出があったという証(あかし)です。

だからこそ、『そんな素敵な思い出を、私にプレゼントしてくれて、ありがとう!』という感謝の気持ちが湧いてきます。

自己嫌悪を感じるのは、成長欲があるから

『どうして私はダメなんだろう』『欠点が多い、能力が足りない』と感じてしまうことがあります。

深~く落ち込んでしまったときは、無理に前向きに考えようとせず、まずは自分を休ませることが大切です。
無理にポジティブになろうとするよりも、「そんな時もあるよね~」と自分の気持ちにやさしく共感し、その感情に浸ってみるのも一つの方法です。
時には泣いても良いし、気持ちが落ち着くまで静かな時間を過ごすことも大切です。

自己嫌悪を感じるということは、今の自分に満足していない、つまり理想とのギャップを感じていて、それは『殻(から)を破りたい!』『成長したい!』という強い意欲のサインです。
「意欲を持ってチャレンジしている自分って、すごく頑張っていて素敵だなぁ」…と自身をねぎらってみてください。

他人と比較して落ち込むのは、なりたい自分の姿が見つかったから

他人が素敵に輝いているのを見たりすると『羨ましいなぁ』と思ったり、コンプレックスを感じたりすることがあります。

私も幼少期から自分の姉に対してコンプレックスを抱いていていました。
コミュニケーション能力が高く社交的でみんなから愛される姉を、いつも羨ましく思っていました。

でも、コンプレックスを感じるというのは、実は『私もそうなりたい!』と強く憧れているからです。

なりたい姿が見つかったら、進むべき目標が決まります。
その人の行動を研究したり、直接会って、どうしたらそんな素敵になれるのかを聞いてみたりして、自分その人に近づく方法を探ってみてください。

孤独で寂しい…新しい自分に出会うための機会

ふと孤独で寂しいと感じることがあります。
しかし、そんな時こそ自分自身と向き合う大切な時間です。

普段は他人との関わりや忙しさに追われ、自分の本当の気持ちや考えに気付けないことがあります。
でも、孤独な時は自分と対話する絶好の機会です。
自分の好きなこと、興味のあること、将来の目標についてじっくり考える時間を持つことができます。

また、孤独を感じるというのは『もっと人と繋がりたい!』という意欲のサインでもあります。
新しい出会いを求めたり、交流の幅を広げたりするチャンスかもしれません。
この機会に、人脈やコミュニティを広げて社会資本を築くことは、今後の人生において幸福の土台を作る上で、とても良いことだと思います。

『挫折』は、より強くなるチャンス

人生には時折、困難や挫折・スランプなど感じる瞬間が必ず誰にでもあります。
全速力で走り続けると息切れするように、成長する過程にも、一旦立ち止まる節目があります。

植物の竹は、節目を持つことで、強度を増し、風や雨に耐えるしなやかさを持つそうです。

私たちの人生も同じで、挫折や困難は心の節目であり、これを乗り越えることで心はより強く、しなやかになります。
だから、挫折を感じたときには「これは私の節目だ。ここを乗り越えればもっと強くなれる」と、自分に言い聞かせてみましょう。
竹のように、強くしなやかに成長するチャンスなんです。

仕事が減った…花を咲かせる前の準備期間

仕事が減ると不安になることは誰にでもあります。
私もコロナ禍のとき1か月間の休業に追い込まれ、起業したばかりなのに続けられるだろうか…と不安に思っていました。

でも、そんな時こそ『大輪の花を咲かせる前の準備期間』と捉えてみましょう。

大輪の花が美しく咲くためには、まずしっかりと根を張り、栄養を蓄える時間が必要です。
仕事がないという状況は、一見すると停滞しているように感じられるかもしれませんが、実は自分を見つめ直し、成長するための重要な時期なんです。

この期間を活用して、新しいスキルを身につけたりなどして、次に訪れるチャンスのために準備しておきましょう。

大輪の花が咲くためには、見えないところでの努力が欠かせません。
しっかりと根を張り、栄養を蓄え、自分を磨くことで、きっと美しい花を咲かせる時が訪れます。
だからこそ、不安に押しつぶされることなく、未来の大輪の花を楽しみにしながら、一歩一歩進んでいきましょう♪

人から批判された…自分に関心を持ってくれている

誰かからの批判を受けると、時には気落ちすることもあるでしょう。
でも、視点を変えてみれば、それは「成長のためのフィードバック」とも言えます。

そもそも、相手が自分に対して何の関心も持っていなかったり、良くなってほしいと思っていなければ、わざわざ意見を言ってくることはありません。
批判されるということは、それだけ自分に関心を持ってくれている証拠なのです。

「自分を応援してくれてありがとう!」と心の中で呟きながら、その人に手を合わせてみると「これもご縁なのかな…」と感謝の気持ちが芽生えたりします。
批判を通じて自分を見つめ直すことで、さらに成長するチャンスにもなります。

批判の中には自分では気付けなかった視点や意見が含まれていることが多いです。
それを受け入れることで、新しい発見や改善のヒントを得ることができます。
もちろん、全ての批判が建設的とは限りませんが、前向きなフィードバックと捉えることで、自分の成長につなげることができると思います。

相手が思い通りにならない…自分は一歩先を進んでる

家庭や職場で、相手が思い通りに動いてくれないと感じることがあります。
そもそも他人を自分の思い通りに動かせないことは、理解しているはずなのに、ついつい小言を言ってしまったり、『なんでできないの?』とイライラして責めたくなる気持ちが起こることがあります。

そんな時は、『私はその人より、この部分では一歩先を進んでるんだな、豊かなんだなぁ』と思うと、自分はそのスキルや知識を持っているという、誇らしい気持ちになれます。
また『私の得意なことはコレだ!』と、自分の強みを発見する良い機会にもなります。

さらに、相手をサポートしてあげようとする姿勢が生まれたり、他人に対して寛容になったりして、より良い人間関係となるかもしれません。

『なんで私だけ忙しいの?』…人気があって評価されている証拠

仕事や家事、育児など、様々なことで忙しい日々を送ると、心が疲れてしまいそうになります。
でも、ちょっとくらい忙しいと感じるくらいが、成長や充実感につながるし、ちょうど良いのかな…と思います。

仕事をこなすことで、どんどん自分のレベルが上がります。
何もせずには成長しません。
無理は禁物ですが、自分のできる範囲でどんどんで仕事をこなしていってください。

仕事があるということは、あなたが人気があり、評価されている証拠です。
「私ばかり損な役回り」と感じる必要はありません。
みんながあなたに期待しているからこそ、頼まれるのです。
それはあなたの能力が認められているからです

以前、タレントの所ジョージさんがあるTV番組でこんなことを言ってました。
「お茶を淹(い)れてもらうより、淹れる人の方が、熱い思いをしたり、湯呑みを洗わなきゃと考えたりして、いろんな経験ができるから幸せなんだよ!」と。

本当にその通りだと思います。

日々の忙しさやストレスの中で、自分自身の気持ちに目を向ける時間を持つことはとても大切です。
視点を少し変えるだけで、日常の小さなことにも幸せを感じられるようになります。

自分を責めない

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自分を責めるのを改善するために必要なことは、ズバリ! 「自分を褒める」ことです。

自分を褒めることは、自分を責めるときに発生するネガティブな気持ちの受け止め方を変えてくれます。

人は、できたことよりも「できなかったこと」を強く記憶します。

これを「ツァイガルニク効果」といいます。

これは、私たちの脳の特徴によるものです。

私たちの脳は、生き物の本能として「生命の危機=危険」に対して、真っ先に反応します。

そのため、再び傷つくことを避けるために「できなかったこと」をしっかり記憶し、

困ったことにその記憶を握りしめて生きてしまいます。

そもそも、ネガティブに陥りやすい気持ちを変えるためには、できたことにフォーカスしていく必要があります。

できなかったことは、できたことに比べて約4倍も多く記憶されるそうです。

そのため、バランスを取るためにも、自分を責めた4倍は自分を褒めてみてください。

どんどん自分の良いところを見つけて、たくさん自分を褒めてあげてください。

いざ自分を褒めようとすると、褒める言葉が出てこない、という方もいると思います。

私たちは経験したことから学習してきています。私たちは学習したことしか、できません。

子どもの頃を振り返ってみてください。

あなたは、どこかで自分を褒めることを学習してきたでしょうか?

残念ながら日本の学校教育では、自分を褒めることを教えていません。

日本の教育方針では、皆が同一水準に達することを求めるので、できないことをできるようにすることに注力されます。

そのため、自分のできたところよりも、できないことを意識するようになります。

欧米では、幼いときから「自分の良いところを褒める」習慣を教わります。

生徒一人ひとりの可能性を導き出す、良いところを伸ばすという教育がされているからです。

できないことを叱ったり注意したりすることよりも、それぞれの能力や才能を伸ばすことに重点を置いています。

日本人は、できたことよりできないこと、問題ばかりに目を向けて、自分やまわりを責めてしまいがちです。

問題に目を向けられるという点は、弱点を直して改善へと導く、日本人の強みの1つでもあるのですが、

そこばかりでは良い部分を見る視点は育ちません。

自分の良いところを書き出してみよう!

まずは、「自分の良いところ」「長所」を書き出してみましょう。

いくつ書くことができるでしょうか?

自分だけで考えずに、友人や家族に尋ねてみるのもいいかもしれませんね。

次に、自分の「短所」だと思う部分も書き出してください。

書き出したら、今度はそれを肯定的な視点で言い換えてみましょう。

断れない              →     相手の立場を尊重する、寛大な
無理して頑張ってしまう        →       期待に応えようとする
意見が言えず人に合わせてしまう →       協調性豊か、柔軟性がある
まわりの反応が気になる        →       心配りができる、まわりをよく見ている
こだわりやすい         →    感受性の強い

ものごとの枠組み(フレーム)を変えて、別の視点を持たせることを「リフレーミング」といいます。

別の視点でものごとを見てみると、

あなたが短所だと思うところは、実は「長所」でもあると気づくことができるでしょう。

自分の良いところを見つける習慣を作ろう!
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毎日、「自分にとって良かったこと」を振り返る習慣を始めてみてください。

今日は、ご自身にとってどんないいことがありましたか?

感謝したいことは何ですか?

あなたの日常で良かったこと、嬉しかったこと、感謝したことなどを、1日の終わりに3つあげてみてください。

特別なことである必要はありません。

空が青くて、気持ちよかった
ランチがすごく美味しかった
落ち込んだことがあったけれど、友達が心配して連絡してきてくれた
あなたが好きなこと、大切にできることや感情、

どんなことに感謝ができて、どんな人に囲まれていて、どんな素敵な経験をしているのか。

「こんなことを考えられる私って、素敵だな」と、自分を褒めてあげてください。

そして、この1つ1つの出来事から、あなたがどんな人なのかが見えてくることでしょう。

あなたの良いところのリストを増やしてあげてください。

あなたの良いところを、たくさん褒めてあげてください。

日々、肯定的な振り返りをすることによって、良いところを見つける習慣化がされ、

あなたの思考パターンや心に変化が見えてくるはずです。

喜びに意識を向けよう!

どんな未来を選択するかは、あなたの心が決めています。

自分を責めてしまうような問題が起こったとき、心は一時的に、大きく揺れ動くかもしれません。

それでも、日々、あなたの心が幸せを感じているのであれば、

その出来事を「学び」として、受け止めることができることでしょう。

楽しい、嬉しい、幸せ、と感じる自分の感情は、自分で作り出すしかありません。

いつでも、いい気分な自分を作るための準備が、「自分を褒めること」なのです。

自分を褒めることは、喜びに目を向けることです。

あなたはこれから先、どんな世界を見ていたいですか?

自分を褒める練習をして、素敵な未来に目を向けていきましょう。

短所を短所と決めつけない

時には「自分らしさ」とは何なのか、自分の長所は何なのか……考えすぎたり、自分の短所に嫌気がさしたり、色々と迷ってしまうこともあると思います。

ですが、短所と長所は表裏一体。みなさんがそれぞれもっている短所は、実は意外と考え方次第で長所に変えることができるのです。そんな短所を長所に変える方法をご紹介します。

自分の短所を書き出してみよう

自分の嫌いなところや苦手なことなど、短所だと考えていることを挙げてみましょう。

ただ列挙するだけではなく、ノートやメモなどに書き出すと不思議と考えがまとまり、次々と浮かんでいます。

これは心理カウンセラーも推奨する方法の一つで、「紙に書く」ということはただ思い浮かべることや、言葉にすることとはまた違い、静かに自分と向き合う時間を作ることができる、おすすめの方法です。

短所を長所に変換できないか考えよう
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書き出した自分の短所の中で、長所に変換できるものはないかを考えていきましょう。

ネガティブなことばかりに意識がいってしまい、つい忘れてしまいがちですが、人間の長所と短所は実はコインの裏と表のような関係で、常に表裏一体なのです。

例えば、「最後まで諦めず粘り強い」ということが長所だとすると、それはつまり「頑固である」「執着心が強い」という短所にもなります。

裏を返せば、「人の意見を素直に受け入れることができない」が短所だとすれば、それは「強い意思がある」「覚悟を決めている」「人の意見に流されない」という長所になります。

自分の短所を理解していて、改善したいと考えているのであれば、その短所を人の役に立つように使うことができるのかどうかが鍵になります。

例えば、「頑固である」「執着心が強い」という性格を自分一人のためだけでなく、周囲の人のために役立てることができれば「最後まで諦めず粘り強くて、頼りになる人だな」という魅力的な要素になります。

自分の短所を受け入れ、長所に変える行動をとることで「自分らしさ」が増し、魅力的な素敵な人になることができます。自分のなりたい姿をしっかりとイメージして、「自分らしく」楽しく生きていきましょう。

自分の欠点を受け入れる

短所・欠点と自分が思うところは案外気分屋なもので、好きな人にそこを褒められると、全然気にならなくなったりする代物です。

自分のルールを見つけ緩和させる

自分の欠点を受け入れるやり方としては、その自分が欠点だと思っているルールを見つけて、それを緩和させていく方法があります。

例えば、「女性は家事はきちんとできなければならない」というルールを掲げているのならば、それができない自分を猛然と責める癖が付いています。

そこでそのルールを「女性は家事をきちんとできた方がよい」と緩め、さらに「家事はできるときにやればいい」としていくのも良いです。

もちろん、「家事は旦那に手伝ってもらえばいいし、自分は自分ができることをすればよい」というのも私は賛成です。

さらには、「家事ができない私だって愛される」というのは最高です。

こうした意識の書き換えはアファメーションと言って、何度も何度も自分に問いかけていく方法が簡単かつ効果的です。

ただ、アファメーションというのはそれこそ1日に何百回も呟く必要があります。
潜在意識に染み込ませる方法なので、時間も少々かかります。

でも、何百回も!って驚くのはまだ早いです。

「家事ができない私だって愛される」って言うの何秒かかると思います?
今、手元の時計で計算したところ約3秒でした。

ということは1分間に20回言える計算になります。

もし、あなたが自宅から駅まで10分かかるのであれば片道だけで200回、往復で400回も言えることになります。
それだけでOKなんですね。

以前、私は徒歩通勤をしていたときは30分「嬉しい、楽しい、幸せ、愛してる、大好き、ありがとう、ツイてる!」という言葉をずっとブツブツ言いながら歩いてました。
これは4秒くらいかかりますから、1分間で15回。30分歩くなら450回も言うてることになります。

そのアファメーションを続けていたら、周りから明るくなっただの、表情が柔らかくなっただの言われましたし、自分でも気分が軽く、前向きになっていったのを覚えています。

欠点を見るのではなく、その分、長所を探すという方法もあります。
長所をたくさん知ることによって自信を持つことができ、それによって欠点が気にならなくなります。

「料理はできないけれど、アイロンがけは得意だ」と長所を認めてあげることで、料理ができない欠点が薄まって行きます。

私たちには誰しも承認欲求があり、「その欠点を誰かが許してくれるのであれば、自分もそれを許してもいい」という暗黙のルールを持っています。

だから、その意識を変えるためには、まずは「それでいいんだ」とか「それが私だから」とか「そんな私も愛される」という言葉をアファメーションのようにつぶやき続けるってことが大事になってきます。

欠点を自己攻撃してしまう理由についても考えてみる

「なぜ、料理ができない自分を許せないのだろう?」

それは過去に好きだった彼が呟いた一言が原因かもしれないし、お母さんとの関係性、あるいは、「理想の母親像」との葛藤が背景にあるのかもしれません。

今あるものはすべて必要があってのことですから、その自己攻撃がある、ということも必然なわけです。

それを掘り下げてみると「昔大好きだった人が『料理ができない女は嫌い』って言ってて、それを今も大事に思い続けているんだ」なんてものが出て来たりするのです。

だとすれば、料理ができない、という問題は、昔大好きだった人の手放し問題に変化するのです。
その彼を手放すことができれば、その欠点も不思議と解消されていくんですね。

自分が欠点だと思っている要素。案外、あなたの大切な人が持っているとしたら、私たちはあっさり許せることも多いです。

「もし、あなたの親友が料理が苦手と言ってたら何て言ってあげる?」「あなたの可愛がってる後輩がその欠点を持っていたらどう言ってあげる?」と、考えてみてください。

それを自分自身に言ってあげてください。

欠点を長所に置き換える

そもそも欠点と長所は表裏一体なので、だから、直さなくてもいいのですが、それを知ることで改善されることも多いです。

「料理ができない」とか「彼氏ができない」って欠点をどうすれば長所に置き換えることができるのでしょうか?

こじつけのように聞こえるかもしれませんが、前者を「誰かの料理をおいしいと言ってあげられるし、料理が作れる人のことを心から尊敬してあげられる」という長所に置き換えます。
また、後者なら「人を愛する、好きになることの大切さをよく知っている」という長所として見られます。

自分軸で物事を考える

他人との比較で欠点が生まれるならば、自分軸というものにもう一度意識を向けましょう。
「私は私、人は人」
この意識をきちんと持つことで、自然と自分が決めた欠点に対しても「ま、それでもいいか」と肯定できるようになるでしょう。

「自分を愛する」

ちょっと想像してください。

『目の前に○○という欠点を持った自分自身が立っていると思ってください。
当然、笑ってませんよね。落ち込んでるし、怯えた表情をしているかもしれないし、あるいは、仏頂面で立ってるのかもしれません。

そこで思い出してみてください。

目の前の○○という欠点を持った自分に対して、自分自身がどんな仕打ちをしてきたのか?
今までどれだけひどい言葉をかけてきましたか?
何回くらい殴る蹴るの暴行を加えましたか?
どれくらいそれを直そうと力づくでコントロールしてきましたか?
どれくらいそれを無視してきましたか?

そんな自分の態度を振り返ってみてください。

そして、そんな自分を見つめながら今日、ひとつ決断してください。

「私はこの子を許す」と。

そして、まずは自分自身に謝ってみましょう。

「今まで散々傷つけて来てごめん。ひどいことしてごめんなさい。」

そして、イメージの力を使って抱きしめてあげます。
その時、その子の体温を感じてみてください。
その子の様子を肌で感じ取ってみてください。

どんな気分になるでしょうか?

その子をよしよししながら「あなたは悪くない。あなたはそのままでいいの。あなたはそのままで大丈夫なのよ」と優しく声をかけてあげます。

何度も何度も。
その子が安らぐまで、何度も何度も優しい言葉をかけてあげましょう。

許しがたい欠点を持っているとするならば、ぜひ、これ、やってみてください。

意外とすーっと心が軽くなるのが感じられるかもしれません。

人と分かち合う

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分かち合うことの大切さについて考えてみます。

同じような言葉だと「シェアをする」も使ったりします。考えをシェアをする、食べ物をシェアする、と聞くとどんなイメージをしたり、感情がわいてきますか。

考えをシェアすると、自分の思っていることを伝えて、それに対するフィードバックを受けたり、共感が生まれたり、その場にいる人達が包まれていく感じがします。

食べ物をシェアをすると「同じ釜の飯を食う」のような仲間だったり、喜びを分け合うようなイメージがします。

1人で持っているものを誰かと一緒に共有することで、つながりができてきます。

逆にシェアをしないと、抱え込んでしまったり、支え・サポートもできないようにも思います。普段からシェアをしたり分かち合うことはやっていますし、その大切さについては薄々感じているのではないでしょうか。

結婚を大勢で祝う時、祝う方も祝われる方も幸せな気持ちになります。結婚式の形は様々になっていますので、必ずしも同じ場所で祝うということばかりではありませんが、祝福をすることで自然と笑顔になります。

幸せを分かち合うと、その幸せが増幅します。幸せのおすそ分けといったりしますが、良いこと、嬉しいことは、1人よりも多くの人と一緒に喜び合うことで幸福感の伝播が起こります。

反対に悲しいことや辛いことがある時も、1人よりも大勢でその気持ちに向き合うことで、悲しみの強さがやわらぎます。

失恋をした友達が1人くよくよしていたら、仲間で話をきたり一緒に食事をして、元気つけたりしますが、これが気持ちや感情を聴いて分かち合う行動です。

チームで目標の達成を目指す時、1人ではできなことも仲間と一緒だからできることもあります。1+1=2ではなく、1+1=3になることがあります。

スポーツでも仕事で同じです。チームワークによって思いもよらない結果が出たり、1人だと無理だと思ったことができるようになったります。

一人で思い悩んでいた仕事を分かち合うことで、より楽に、高い品質で達成できることもあります。

対話環境もない、助け合いもしない、そんなチームは1+1=1のように、本来の実力さえ発揮することもできなくなります。

分かち合うことは私たちが持っている可能性を開く力があります。嬉しい時も辛い時も分かち合うことの大切さをぜひ思い出してください。

最後に

機嫌よく生きるコツをご紹介しました。人を羨んだり、自分を蔑んだりするのではなく、毎日の楽しみや小さな幸せをコツコツと積み重ねる――。

そんな心のもち方しだいで、人生はいかようにも変えられるのです。ご紹介したご機嫌に生きる34のコツをご参考に、あなたも素敵な日々を紡いでいってくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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